写真

神戸・大阪 古建築巡り

神戸・須磨の洋館 神戸といえば北野の異人館が有名だが、もう少し離れた須磨にも実は素敵な洋館がある。 須磨離宮公園向かいにある「神戸迎賓館」(旧西尾邸)である。 www.nishiotei.org 大正8(1919)年の洋館で、レストラン/ウェディング場としても運営されて…

栃木:蔵の街

栃木市内を観光してきた。全国で唯一の「県名と同名の市名でありながら県庁所在地ではない」、県内第三の都市というちょっと微妙な立ち位置ながらも意外に見所の多い街である。栃木県の観光名所といえばまずは日光、鬼怒川温泉や那須高原、あるいはあしかが…

旅に軽量ミニ三脚を

旅行用の三脚を考える。 日帰りや一泊程度の短い旅行であれば三脚なんか必要ない。撮れる範囲で撮れば十分だ。けれど纏まった休暇を得てしっかり旅行するならば、なるべく多くを撮れるようにしたい。もちろん携行するレンズも限られるから本腰入れた撮影は無…

はとバスツアー:ムーミン谷と川越散策

バスツアーって経験ないな、ということではとバスのツアーに参加してみた。 どうせはとバスなら二階建バスのツアーを、とも思ったのだけどわりと都内の「知ってる」スポット巡りが多かったので、どうせならまだ行ってないところへ、ということで「ムーミンバ…

神田明神夜桜会

先日は昼の桜を撮るのが楽しかったので、今度は夜桜のライトアップを撮りに行くことにした。 都内でもあちこちでライトアップを行なっているが、今日は会社帰りのアクセス性から神田明神のライトアップイベント「NAKED 桜モウデ」を選択。 naked.co.jp鳥居越…

王子の桜

この季節、王子駅付近は花見で賑わう。 駅の南側にある飛鳥山は江戸時代から花見の名所として知られた場所だ。 そこから道を挟んで北側にはちょっとした繁華街があり、一角には落語「王子の狐」にも登場する厚焼き玉子の老舗「扇屋」も。とはいっても料亭と…

35mm f0.95で小田原観光を

これまでも度々「汎用レンズ」を追及してきた。1本でポートレートからクローズアップ、テーブルフォトに風景まで、日常的なあらゆる用途を1本でこなせるレンズはあるか。 なるべく焦点距離の幅が広く、なるべく最小F値が小さく、なるべく最大撮影倍率が高く…

芦ケ久保の氷柱

埼玉県秩父地方には、山中に氷柱の並ぶ奇景がある。 三大氷柱と呼ばれるもののうち、天然のものは二瀬ダム下流荒川沿いの崖に連なる「三十槌の氷柱」のみ。 残る2箇所は水を撒いて凍らせた人工のものだそうだが、規模として最大のものは尾ノ内氷柱で、こちら…

F0.95のレンズ一覧

明るいレンズが欲しい。写真の良さはレンズ性能で決まるわけではないが、レンズ性能は可能性を広げ、撮影を楽にしてくれる(はずだ)。 明るいということはシャッタースピードを稼げるということでもあり、あるいはボケが強くなるということでもある。ボケれば…

マイクロフォーサーズの標準ズームを考える

旅行に行くときはなるべく身軽でありたい。カメラは外せないがレンズは最小限、しかし景色を撮るための広角、食べ物を撮るための近接、それに多少の望遠は欲しい。 単焦点だと一本あたりは小型軽量でも3本ぐらいを使い分ける羽目になり、また付け替えの手間…

クラシックスタイルなミラーレスまとめ2021

以前「クラシックスタイルなデジカメ」についての記事を書いたのは2014年末のこと、それから7年近く経っているのでだいぶ状況が変わり、入手可能な機種も変化したので改めて書き直してみようと思う。 「クラシックスタイル」とは 「クラシックスタイルのカメ…

江の島キャンドルナイト

江の島に行くのは3回目。初回は新江の島水族館目当てで島へは渡らず、2度目は船で島の裏側から上がってきたが、今回は橋を渡って正面から登る。橋の右側に見えてくる円筒形の建物は温泉施設。 橋を渡ると、200年前のものだという青銅葺きの鳥居が見えてくる…

葛西臨海水族園と水上バス

建物老朽化のため移転するという葛西臨海水族園へ行ってきた。長いこと行動圏内に住んでいながら、訪れるのは初めてだ。 www.tokyo-zoo.net新型コロナ禍のご時世、入園前に予約が必要だという。毎週土曜日を境に、翌週分を予約可能な仕組みになっている。 葛…

アクアパーク品川

水族館に行ってきた。 品川には水族館が二つあって唯でさえ混乱しがちなのだが、品川駅の方のアクアパーク品川はネーミングライツで時々名が変わり、この前までエプソンだと思ったら今はマクセルになっている。が、まあ中身が変わるわけではない。 夏休み期…

カメラメーカーと色味の関係

カメラ界隈ではよく、「このメーカーはこういう写真に向く」という話が出てくる。よく聞くものとしては「キヤノンは人肌の色味が綺麗」「ペンタックスは葉の緑が鮮やか」「富士フイルムの発色はフィルムっぽさに定評がある」など。 その割には、なぜか色の比…

大宮 中山道まつり:氷川神社例大祭

埼玉県は「見るところのない県」だと言われる。なにしろ関東平野のど真ん中、東京の北側全体にわたり境を接する位置にあり、西部を除き起伏のほとんどない平坦な土地柄である。それゆえベッドタウンとしての価値、が突出し、およそ独自の面白みというものを…

目黒雅叙園 百段階段×和のあかり

目黒雅叙園といえば戦前から存在する高級料亭であり日本で最初の総合結婚式場でありホテルでもある、ええとつまり「高いところ」ぐらいの認識しかなかったわけだが、そんな場所で「和のあかり」というイルミネーションイベントを開催していると聞いて、カメ…

秘密の花園

横浜駅近くにある、バラを中心とした英国風庭園に行ってきた。 www.y-eg.jp 6月中はアジサイフェアと称して中央アーチトンネルに色とりどりのビニール傘やサンキャッチャーを吊り下げていると聞いたので、終わる前にと休暇を取って。 結論から言えば、凄い場…

カメラ遍歴

いつの間にか所有したことのあるカメラも増えてきたので、メモ代わりに。 ポケットインスタマチック 最初の自分用カメラは小学生の頃、たぶん父がくれた110カメラだったと思う。厚みより前後方向が長い箱型ボディで、色は黒だったか銀だったか、もちろんメー…

軽くてコンパクトな三脚を探す

桜の季節である。 昼の桜も良いが、夜桜も撮りたい。そうすると暗いのでシャッタースピードを落とす必要が出てくる。必然的に、手持ちでは撮影が難しいので、三脚を導入することにした。今まで三脚を持っていなかったわけではない。しっかりしたやつはひとつ…

E-M1X:手ぶれ補正のウェイト/コストパフォーマンスを考える

オリンパスが世界最高の手ぶれ補正を誇るフラグシップ機「OM-D E-M1X」を発表した。 www.olympus-imaging.jp ボディ内手ぶれ補正機能のみで7.0段、レンズ側の手ぶれ補正機能との連動によって7.5段という飛び抜けた性能である。7段の補正があればISO25600が必…

はじめてのカメラ選び:レンズが安いマウントを探す

レンズ交換式のカメラは、交換レンズを取り揃えてこそ意味がある。しかし何本も買うとなると金額が問題になってくる。 最初にボディとレンズのセットを安く買えるとしても、その他のレンズが高価いようでは苦しい。 そこで、レンズマウントごとに基本的なレ…

環境型水族館「アクアマリンふくしま」

福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」へ行ってきた。 www.aquamarine.or.jp シーラカンスの研究などでも知られる、環境展示・体験学習型の水族館である。 交通 水族館の最寄駅であるJR常磐線泉駅までは、上野駅から特急ひたちで2時間ほど。運賃36…

TeamLab☆Planetsを撮る

豊洲TeamLab☆Planetsに行ってきた。 華やかなイルミネーションで幻想的な光景が撮れることで知られる体験型施設である。 planets.teamlab.art 料金 季節によるが大人3000円ほどの通常チケットとその倍額ぐらいの優先チケットがあり、入場までの待ち時間が異…

光の散乱を楽しむ、オールドレンズ遊びのための「宝石レンズ」

宝石レンズと呼ばれる特殊レンズがある。 www.illuminaopt.comマニュアルフォーカスレンズの内部、たぶん後玉の前あたりにカッティングされた宝石を取り付けたもので、これによってレンズ内部で光が散乱し、他のレンズでは見られないほどはっきりしたフレア…

初めてレンズ交換式カメラを買う人のためのレンズマウントまとめ

スマホで手軽に撮る写真に満足できなくなった時のステップアップとして、一眼レフやミラーレスなどの「レンズ交換式」カメラの購入を考える人は多い。 本体のレンズで撮れる範囲で済ませるしかなかったレンズ固定式のカメラと違って、レンズ交換式カメラは取…

東京都・写真美術館と庭園美術館

恵比須の東京都写真美術館と、目黒の東京都庭園美術館に行ってきた。どちらも存在は知っていたがなかなか訪れる機会のなかった場所だ。 東京都写真美術館 topmuseum.jp 名の通り、写真(および映像)専門の美術館。写真というのは美術の一分野でありながら教科…

マイクロフォーサーズの超広角レンズ一覧

広い範囲を捉える広角レンズは風景を収めるのに最適で、旅行の際などに重宝する。 今やコンパクトなキットレンズでも広角端が12mm(35mm判換算で24mm)ぐらいから始まるのが常識になっているので大体のことはそれで済んでしまうが、「もっと極端な広角が欲しい…

夏の空を撮る

今年の夏はちょっと異常じゃないかと思うぐらいの雲ひとつない炎天下続きだったが、ようやく雨も来て気温が落ち着いたと思ったのも束の間、台風が通り過ぎてまた夏の日射しが戻ってきた。けれども今日は夏の雲も連れてきて、久しぶりに抜けるような空の青さ…

Nikonの新ミラーレス機を予想する

事前の噂通り、23日にニコンが新ミラーレス機と見られるカメラ情報を公開した。これまた事前の予想通り、実際に公開されたのはテイザー的な情報量の少ない映像だけだ。 正直なところ、私はニコンユーザどころかフルサイズ路線ですらないマイクロフォーサーズ…