バスツアーって経験ないな、ということではとバスのツアーに参加してみた。
どうせはとバスなら二階建バスのツアーを、とも思ったのだけどわりと都内の「知ってる」スポット巡りが多かったので、どうせならまだ行ってないところへ、ということで「ムーミンバレーパーク」ツアーに決定。
1人あたり5000円だが、ムーミンバレーパークのチケット3200円(前売りなら3000円)+併設レストランのビュッフェ1800円込みなので実質的に「交通費分お得」ぐらいの料金設定、しかもコロナ禍の観光補助政策でクーポン券が2000円分付くという。
出発は京橋駅、8時半。
首都高から外環道を通って関越道で飯能へ。順調だと1時間で着いてしまうので開園までの時間調整を兼ね、途中三芳PAで小休止。
ムーミンバレーパークは、埼玉県飯能市にあるダム湖「宮沢湖」の畔にある。正確には北欧テーマの総合レジャー施設「メッツァ」(フィンランド語で「森」を意味する)の中に、商業施設群「メッツァビレッジ」とムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」が併設される形である。
metsa-hanno.com
元は立川市あたりに建設する予定だったが、より「北欧」らしい雰囲気を求めた結果としてこの地が選ばれたのだとか。
実際、湖畔にムーミン世界の建物が見え隠れする風景はなかなかの雰囲気。
ところどころに写真スポット的な場所も用意されている。
ムーミンバレーパークは今年で開園3周年であるらしい。
ゲートを通過すると、まずはアンブレラスカイが出迎え。
この日は生憎と小雨のパラつく天気だったけど、雨粒に濡れる傘も悪くない。
園内には作中に登場する建物などが再現され、いくつかは中に入ることもできる。
湖沿いの道を離れ坂を上ると、丘の上にはツリーハウス。
道端や柵の外には、原作に登場したのだろう小物がちらほら。
私はムーミン物語に詳しくないのでよくわからないが、近くに作中の挿絵を描いたプレートがあったりも。
時々、短かいアニメーションを上映する小屋もある。
行き止まりにはスナフキンのテント。小さな焚き火もあり、日が暮れてからの雰囲気が見たかった。
湖畔なので至るところで水面の雰囲気を感じ取れる。
園内に流れる音楽はBOSEの全天候型スピーカーから流れるものだが、鳥の囀りは天然もの。
昼食込み3時間強の行程だったが、撮影しながら一周するだけで時間を使い切ってしまい園内アトラクションを全スルーする羽目に……次に行くときは夜のライトアップも見たいので、ツアーじゃなくここ1箇所だけを目指そう。
どうせなら近場で宿泊できると良いのだが、生憎とそういった施設はないようだ(飯能駅まで出ればビジネスホテルぐらいはあるだろうが)。
飯能を離れ、バスで川越へ。
途中、激しい雨に遭遇。川越の観光が危惧されたものの、到着頃にはもう傘も要らないぐらいの雨足に。
川越は何度か来ているので、今回はまだ行っていなかった氷川神社を目指す。
多数の風鈴を並べた演出で知られる神社だが、今年は市政110周年を記念して風車が並んでいる。
形代流しの小川。
吊灯籠の並ぶ一角も人気のフォトスポットである。
特に何かイベントがあるわけでもないようだが、着物姿の女性も多い。
絵馬を下げる通りや籤を結ぶ場所も。「鯛みくじ」を下げてゆく人もいる。
街中をひと巡りして、バスで再び東京駅へ。
バスで目的地まで行けるのは快適である半面、1箇所で好きなだけ遊べるわけではないのでちょっと気ぜわしくもある。
気になっている観光地の下見には良いかも知れない。