良品化計画

移転に伴い、生活環境の改善計画が進行中である。
元々、我が家の収納には無印良品のスチールユニットシェルフが多用されている。組み合わせ自由で本棚でも衣料棚でも柔軟に利用できること、金属質やガラスなど素材感剥き出しのシンプルさが好みであることから採用したものだが、ユニットシェルフに限らず日本家屋のサイズに合わせモジュール化されたユニットの多さは非常に組み合わせ易く、また全体の印象を統一できる点は高く評価したい。これは生活用品全般を広く手がける無印良品ならではの特長であり、他ではなかなかこうは行かない。


今回はボードゲーム類の収納用に幅44cmの引き出しを、またCD収納用に幅26cm中仕切り付きの引き出しを、更にDVD・ゲームソフト類の収納用に幅26cm中仕切り無しの引き出しを導入、これを押し入れに設置して雑多なゲーム類を収納することに。また以前から本棚として利用していたスチールユニットシェルフ88cm幅2本+56cm幅2本をすべて一つの部屋に設置し、家中のメディア類を一箇所に集約した。事実上の書庫である。
惜しむらくは無印良品があまり本の収納に熱心でない点か。現状はスチールユニットシェルフを本棚代わりとしているが、41cmもの奥行きは大型書であってもなかなか必要としないサイズで、盛大に余ってしまう。
幸いというかなんというか、A5サイズコミックとB6サイズコミック、文庫を3列に並べると丁度ぴったりなのは収納としてはまあ悪くない。手前から小さい順に並べることで本の背が判別できるのも良い。が、奥の本がどうにも取り出し難いのは否めない。
また、棚板の高さ調節が細かく行なえないので、本を収納するにはあまりにも無駄な空間が多くなりすぎる。棚板の間隔を最小にすると文庫しか納まらないサイズになるが、もう一段高くするとB6サイズ書籍でもかなり上が余る。
そもそも、前の本をどかさないと奥の本にアクセスできない収納形態は本棚向きではない。可能ならばユニットシェルフのオプションとして、上下にレールを付けてスライド書棚化するパーツや書籍サイズに合わせたモジュール棚があると良いのだが。
文庫については別途キャスター付きワゴンあたりで収納しようかと思っていたのだが、取り出し可能な高さが文庫の縦サイズ150mmぎりぎりであるのが厳しい。特に(どういう理由か)他社より少し大きめな早川あたりの場合、本当に1mmの隙間もないぐらいであったので収納は厳しそうだ。

今回はバラバラに利用しているが、これら収納用品はすべてユニットシェルフにきっちり納まるサイズになっているので、棚に引き出しを並べる形で収納を組むと気持ちよく面一な収納が完成する。このこだわりは収納器具類のみならず家電にも受け継がれているようで、洗濯機や電子レンジのサイズまで単位化され、キッチンや洗面所回りさえも面一を保てるようになっているのは驚いた。機能的には今イチな感のあった無印良品家電だが、別角度から見直さねばなるまい。もっとも自宅にそこまで導入する気はないが。


ところで昨日から眼鏡が行方不明で難儀していたので、無印良品で眼鏡も誂えた。これまでのものよりやや四角目のグレイシルバーなフレーム。
無印の眼鏡は同一メーカーの利を活かし、パーツを共通化しているためフレーム+テンプルを好きに組み合わせ可能なのが特徴的。やや高めの剛性の強いチタンフレーム(子供による被害を考えての選択である)を選択したがレンズ込み21,000円と手頃であった。以前のものが特に高いフレームを選んだわけでもないのに3万を超えたことを考えると、かなり安価と言えるだろう。
検査終了から出来上がりまで1時間。暫し店内をうろついて色々物色するが、結局買ったのは折り畳み傘1本のみであった。ナイロン製の財布あたりが見つかれば買っても良かったのだが。
ついでに無印食堂meal MUJIで食事。20種ほどのパンを食べるも良し、主菜・サラダ・デザートを好きに組み合わせるランチを頼むも良し。価格も600〜700円程度と手頃。流石に普段から利用するには少々遠すぎるものの、訪れる機会があればまた寄ろうと思う程度には良い感じであった。