使い方を間違ってる

以前から読み手を意識していない日記的キーワードが多くなり気になっていた関心空間であるが、このところ読み手にリアクションを求めるキーワードが増えてきた。「人気投票」とか「○○テスト」とか、そういう「読んだら何か書いてね」キーワード。
この人たちは何がしたくてこのサーヴィスを利用するのだろうか。


サーヴィスの質はユーザーによって大きく変質する。全般に、サーヴィスが無名な頃のユーザーは熱心で、その分利用の密度も高いが、広まるに従いそうでないユーザーが増えることになる。
コミュニティサーヴィスは会員同士のつながりが全てであるが、「薄い」ユーザー層は多くの場合外にあまり関心がなく、繋がる意思を持たない。そうして全体のつながりが薄められてしまえば、コミュニティは当初の魅力を維持できず、濃いユーザーは流出する。
こうならないようにしようと思えば、薄い層を拒否する閉鎖的なシステムを取るか、コミュニティ以外の面で魅力を演出するしかない。何れにせよコミュニティ主体のサーヴィスはどこかでコミュニティを否定することになる。