立体かくし絵 アッタコレダ

立体かくし絵 アッタコレダ
画面を傾けると中の絵も傾いて、うまくパーツを合わせて文字に見えるところを探す「動く仕掛け絵本」。DSiウェア、500ポイント。
DSiには傾き検出センサーなんて入ってないので、カメラで顔を認識することで「画面との位置関係を検出する」という仕様。この仕組みを考えた人すごい。


実際やってみた。
最初に、180度開いた状態で右画面の中央枠に顔を合わせる。検出が正常なパターンに合致するよう調整したらスタート。
DSiを動かすと画面が動いてオブジェクトの位置関係が変化する。中に奥行きのある箱が置いてある感じで面白い。ただ、顔検知しながら挙動が追従するので一瞬遅れる感じ。あと検出精度のムラで止めててもフラフラ動く。おかげで文字に見える位置にピッタリ止めるのは無理。
まあ文字合致はぴったりじゃなくても割合アバウトにOKしてくれるのでそんなに気にする必要はないが。


文字のある場所は画面両側に跨るので、文字位置の指定は十字キーでの操作になる。文字のある場所にカーソルを重ね、文字に見える状態を作った上で、右画面の[!]アイコンをタッチすると発見完了。インターフェイスとしてはちょっとわかりにくい。


顔検出は大体のパーツ……というか、要するに顔の輪郭部分とその中の目の位置を見てるに過ぎない。だから最初に設定した人以外の顔でも多分プレイはできる。ていうか横から誰か覗いてると、そっちの顔も検出されちゃって画面が安定しない。うちは子供に邪魔されたけど、これ電車の中とかでやりたい人は要注意。
あと、暗いと顔を検出できないので布団の中でプレイとかはちょっと無理。背景が肌色に近いと誤検出し易くなるなど、環境に左右される部分が多い。


この奥行き感だけで充分に楽しい。
多分、傾きの検出可能な機種で全面タッチパネルだったらもっと直感的でストレスフリーに遊べると思う。つまりiPhoneとかAndroidあたりに移植されるのが望ましいんだけど、販売元が任天堂だから望み薄でちょっと残念。