鉱物撮影

最近なにも撮っていなかったので、自宅で鉱物コレクションの撮影を試みる。現在使用可能なマクロレンズが手元にないので、100円ショップの虫眼鏡から外したレンズを実験用三脚に貼り付けたもので対象を拡大。




ガラステーブルの下と横から白熱灯で照らす。白色電球もあるのだが玉切れで一灯しか用意できなかったのでホワイトバランスのプリセットで対応。
透明体は明るさの関係もあるのか色が掴み難い。蛍石などは撮影中に液晶画面で見る限りでは色が薄いように思えるのだが、実際に撮影されたものにはちゃんと色が着いていて割合肉眼に近い。
紫水晶は埃を被っていたので事前に水洗いしたが、水気を拭き取った時の布地から糸屑が付いたのか、それとも新たに降り積もったものか、表面に色々付着して見える。
橄欖石は傾きの調整が難しかったので背面に綿を敷いている。綿は白色であるから(ピントさえ合わなければ)光を透過する無個性な背景として適任である。
他にも数点撮ったが、仕上がりは今ひとつであった。鉱物の標本写真としては兎も角、イメージ写真としては演出に乏しい。
最後の蛍石は、遊星商會の鉱石標本に入れる解説の見本画像として撮ったもので、今回の撮影ではない。この時は紫色のトレーシングペーパーに白印刷で星座の図版を入れたものを下に敷いている。