(お詫び)以下のエントリは誤読に基き誤った論となっています。お読みの際はその点に充分ご注意下さい。
本来ならば適宜訂正すべきものですが、論旨そのものに関わっており部分的な修正は不可能と判断し、自戒を込めて恥を晒しておくこととします。
これは(統合失調症のWeb上での交流に於いて)「民間療法について執拗に宣伝を繰り返す人」の動機に関する分析から出たものである。民間療法自体が多分にニセ科学的である*1以上、それに拘る統合失調症の人の言動がニセ科学信奉者と類似することはある意味当然なのかも知れないが、実際のところ上に挙げられた反応の大半はニセ科学そのものとはほとんど無関係である。
- 科学的・専門的であるかのような文章を証拠だと称し、膨大な量を繰り返し繰り返し提示します。
- 英語や外国語の文献を好んで紹介します。
- 語り口は、むしろ温厚さや慈悲深さを感じさせることがあります。
- 批判されると、個別の批判点には答えず論点をずらします。
- 批判されると、その批判内容には返答せずに、文献をさらに羅列してきます。
- 相手からの批判的なコメントを、自分の妄信に都合がいいように解釈してしまうことがあります。
- 具体的に矛盾点を指摘されると、「木を見て森を見ず」といった台詞や有名な故事、熟語を頻発させます。
- 指摘された矛盾に答えられなくなると、「それぞれの考えですから」と開き直り逃げの姿勢になります。一旦、逃げたにもかかわらず、後になって突然復活し議論が延々ループします。
- はじめの温厚さをとってかえしたように、急に感情的になり言いがかりだと怒りだすこともあります。
- さらには、学会や医師会、壮大になると国家から不当な排斥を受けていると主張することがあります。
従って類似の理由があるとすれば、それは論題の類似性よりもむしろ思考の類似性と取るのが適正であるように思われる。ニセ科学の理論は論理面でどこかしら破綻しており、冷静に分析できれば容易に看破できることが多い。ということは、逆にこれらを真剣に信じ込んでしまう人たちはいずれも論理的思考能力に欠けていると推測できる。
論理的思考力に欠けることを以てただちにニセ科学信奉者を統合失調症と決めつけることはできない。が、どこかしら正常でないのもまた確かだろう。
尚、「企業が/メディアが/偉い人が言ってたから正しいんだろう」といったようにニセ科学情報を鵜呑みにしてしまうのは、上記とは無関係な症状である。それは思考停止であって統合失調症とはまた別の話。
いかんな、元の記事から読み取るべき以上のことを憶測&誤読により結論する、変な記事になってしまった。後で修正すべきは修正する……が、論旨全体が変なのでどうしたものやら。