Mac miniへ移行

出社したらMac mini が届いていたので早速設定開始。
最近のMacは移行作業がほぼ自動で行われるようになっている。Mac miniを起動し、設定アシスタントの質問に従って進めると、「古いMacから設定を移しますか?」というような項目が。「はい」を選択し、これまで使っていたMacと新しいMacFireWireの6pin-6pinケーブル*1で接続、古いMacを「T」キーを押しながら再起動する。これはターゲットディスクモードといって、Mac全体を外付けのドライヴであるかのように扱うモードである。
接続が確立されると、設定、ユーザー、アプリケーション、及びその他のデータについて容量を計算し、選択した項目ごとに自動で移し変えてくれる。新しいMacのHDD容量が充分であればこれだけで全て完了するはずだが、今回の場合はMac miniの内蔵HDDが40GBであるのに対し古いMacに溜め込んだデータが60GB近くあったため、データの移行のみ手作業で行うことにする。実のところヴォリュームのあるデータの殆どは過去に制作したもので、HDDに保存しておく意義は殆どないので後程CD-Rに書き出せば済む。


今回は机周りの環境上の問題で、空きコンセントの確保に時間がかかった上に古いMacと新しいMacでキーボード/マウス及びディスプレイを共有せねばならなかったから少々手間取ったが、実質的な移行作業自体はものの10分といったところである。
新しくPCを購入して最初に行う作業は旧環境と同様の環境構築であるが、ユーザーやネットワーク周りの設定を行いアプリケーションをインストールし直し、それぞれのイニシャライズやプレファレンスをやり直すのはかなりの手間を強いられるのが普通であろう。
移行作業など数年に1度、買い替えの際にしか発生しない極めて限定的な要求ではあるが、それだけにノウハウが蓄積され難く、苦しめられるところでもある。それを短時間に、しかも自動で行ってしまうというのはユーザーにとって非常に有難いことだ。

*1:同梱されていないので別途購入せねばならないが、2世代目までのiPodを持っている人はMaciPodの接続ケーブルが流用できるはずだ