以前宗教論争した時にはOSのインターフェイスに終始したので言及しなかったが、実は新機種への乗り換え時こそMacOSの真価が発揮される場面ではなかろうか。
Winでちゃんと引き継ぎしたことがないのでどの程度困難なのか良く知らないのだが、どうも全アプリを新規インストールしてひとつひとつ設定し直すしかないらしい。まあプリインストールされたOfficeアプリぐらいしか利用しないのであれば大して設定せねばならない部分もないと思うが、それでも最低限として
- インターネット接続関係の設定
- メール関係の設定とメールボックスのインポート
- これまで作成したデータのコピー
は必須だし、壁紙やデスクトップテーマなどカスタマイズされている部分があればその辺りも設定し直しである。これがもし特殊な作業のために環境を構築したものであれば、それらのカスタマイズもすべてやり直しだ。
これがMacであれば、FireWieケーブルの6ピン-6ピン(古いiPodなら最初から付属していた)を用意するだけで良い。新マシンの起動時に「古いMacから設定を引き継ぐか」と訊かれた時に、指示に従い古いマシンと新しいマシンをケーブルで繋ぎ、古い方をTキーを押しながら立ち上げると、引き継ぐ項目を選択する画面になる。ここで選択したものは自動的にすべて引き継がれるので、充分なHDD容量さえあればユーザはなにもしなくて良いのだ。
ただし、この方法ではhttpd.confの変更が反映されないので、Apachの動作環境は再設定せねばならない。