はてなダイアリー評議会議題2号(投票用URL)

理解したところに拠れば、概ね議題の中心は本キーワードがキーワード作成ガイドライン2及び4に抵触するかどうか、だと思う。
確かに、厳密に考えればこれは登録を控えるべきキーワードかも知れない。
このキーワードが示すものは作者が「18歳未満は読まないほうが良い」と明示したものであり、これは項目2に抵触しているように思える。
また、反対者の中で唯一日記中で意見を述べておられるid:theoria氏の弁に拠ればキーワード「瑠璃の不倫生活」は id:lovelovedog:20030314 に一度登場しただけで、その後は私が「問題提起」を行うまでどの日記にもキーワード「瑠璃の不倫生活」は登場していないとのことで*1これも項目4に抵触する、かのように見える。


しかし実際のところ、これはアダルトキーワードと判断するには当たらない。内容については、不倫というテーマの関係上性行為を示す記述も認められるが、それが即ち倫理的に問題があると見なされるとは言えない。また、id:theoria氏はさらに「不倫」という行為は倫理的でないから「不倫」と呼ばれるのであって、それを題材としたサイトの名称がキーワードとして存在するということは規約6-8、倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示すること。ポルノ、売春、風俗営業、これらに関連する内容の情報を開示すること。にも抵触している可能性があると書いておられるが、利用規約の意義を鑑みれば、この「倫理的に問題がある」とは公序良俗に反する(この場合では)性的な内容を指すものであり、不倫という言葉の原義を捉えての弁は詭弁に過ぎないことは明白である(氏は可能性を指摘したに過ぎず、それに対し過大な反応かとは思うが)。


三者の言及可能性については更に難しい問題を含む。現時点で言及されていないことが即ち将来的な言及の可能性を否定するものではなく、従って現状を盾に取っての削除執行は些か行き過ぎの感が否めないが、かといって可能性を盾になんでも登録してよいというものでもない。
これについては、何らかの仔細なガイドライン策定の必要があるかもしれないが、取り敢えず私個人としては「明らかな第三者による登録」且つ「指し示すもの自体が公開された存在」であれば登録に問題はないと判断したい。本件の場合であれば、まったくの第三者と思われる人物による登録で、且つインターネット上のサイトという公開された存在であるのでこの点で問題は無いものと考える。


従ってここでの私の判断は「存続を認める」であるが、それはそれとしてid:lovelovedog氏の多用する「複数キーワード乱立」については異を唱えたい。論議が行われたことを葬って新規キーワードを立ち上げるのは、反対意見を頭から無視する所業である。それは全くもって民主的ではない。

*1:「キーワードを含む日記」には複数の日記が上がっているが、これらはあくまで論争について言及した結果としての二次的な言及であり、複数の第三者による言及には当て嵌まらない