以前id:sugio氏が例示しておられたように、ユーザーが何らかのサービスを提供し、見返りにポイントを受け取るというのはありだと思う。
めいめいが勝手に値段を設定しても良いのだけれど、それだと払ってみるまで質が判らない。何らかの評価システムが必要だろう。
そこで、購入者が(購入の度に1回)評価を付けるシステムはどうだろうか。サービス開始時点では全員一定額、例えば50ポイントからスタートする。購入者はサービスの質について「高い」「適正価格」「安い」で評価。「高い」だと1ポイント値段が下がり、「安い」だと値段が上がる。上限を設ける必要があるかどうかはなんとも言えないが、下限は10ポイント程度に設定したい。
この方法だと値段からサービスの質についてある程度判断可能で、適正な対価を受け取ることができ、また不当な価格操作は難しい*1。
問題は一人で複数のサービスを提供するような場合で、個々の質について適正評価を下すにはサービスの種類に応じてそれぞれに値段が設定されねばならないが、これを許すと評価の下がったサービスを畳んで新たに同一サービスを始める形で価格のリセットを図ることができる。できればそれは避けたい。
また、データのやり取りだけで完結するサービスでないと、システム的にも価格的にもはてな内に収まり切らない*2とすると自ずと競合サービスが立ち並ぶこととなり、競争が激化しそうだ。まあ同系統のサービスでもテイストが異なれば客層も変化するだろうから、それほど心配しなくても良いのかもしれないが、いずれにせよ現実世界に比べヴァリエーションが狭いというのは確かだ。