PS Two+絢爛舞踏祭

PlayStation2がとうとうディスクを読み込まなくなってしまったので廃棄して買い換え。色はセラミックホワイト。
「うす!ちーさい!」のコピー通り、本当に薄く小さくなっている。本棚に収めても違和感なさそうな感じ。
惜しむらくはPS Oneと違い液晶ディスプレイが用意されていない点か。サードパーティー製は見たことがあるが本体価格の2倍もするのはいただけない。


本当はカルドセプトのために購入したのだが、どういうわけか私のメモリーカードが行方不明になってしまったので取り敢えず絢爛舞踏祭をプレイ。対人関係をid:fumineが、戦闘を私が担当する。
娘がなかなか遊ばせてくれないので朝早く起きてプレイしていたのだが、話を進めるより話しかけてパラメータの変化を見るのが楽しみな彼女のプレイスタイルのために遅々として進まず、シナリオが進行して初の戦闘となったところで出勤時間が来てしまった。戦闘は非リアルタイムのターン制であるようなので帰宅まで点けっ放しで放置の予定なのだが、果たして無事でいるかどうか。
しかしまあ、話には聞いていたが絢爛舞踏祭は本当に凄いゲームだ。「何をしても自由」な放置っぷり、PS2なのに抽象的で簡素なグラフィックの戦闘画面*1、どうやらある種の「物理法則シミュレーター」的な作りになっているらしいNPCのAIシステム*2、前回のプレイからのタイムラグをゲーム内時間にも反映させるリアルタイム進行、同社の各ゲームと相互リンクしておりこれまでの作品群を知らぬことには置いてけぼりの感さえある裏設定……
このゲームに評価点を付けようとすれば、満点を付ける人と最低点を付ける人、ほぼ真っ二つに分かれるだろう。そしてそういうゲームは、万人が70%程度の評価を付けるような優等生ゲームよりも絶対に面白いはずだ。少なくとも、嵌るタイプにとっては。

*1:普通ウォーゲームは互いの位置関係などを俯瞰で見せるのが一般的だが、絢爛舞踏祭では彼我の相対的な「速度」「機動性」「深度」のみが三角形で示され、この形を重ね合わせることで戦闘距離に入ったことを示すという、非常に斬新なシステムになっている

*2:インタヴューに拠れば、「皆少ししか酒を飲まないのに酔っぱらうと思ったら、火星の気圧が低いのでアルコールが回り易くなっていた」などとあるので、どうやら表層の行動パターンだけでなくそうした領域までシミュレートしているらしい