「spamTBが増加したから外部TBを拒否するオプションを」というなら良いのだが、はてな全体として受け付けを中止するのはちょっと考えものだ。それではTBという仕組み自体の意味が半減する。
元々TBというのは、それ以前に行なわれていた「はじめまして！このエントリに関連した記事をttp://foo.baa.com/entryに書きました。良かったら読んで下さい」というようなコメントを、不要な挨拶その他を省いて機械的に言及通知するようにした仕組みであろう。
コメントではただURLが提示されても意図が伝わらないものが、言及通知に制限されていることでURLのみでも成立する。簡潔で解り易い仕組みである。
しかし本来の意図を離れ、言及ではなく宣伝に使われてしまったからこそ言及無しTB（送信先URLが本文中に記載されていないTB）を弾く仕組みなどの対策が発生したわけだが、これで不足だからといって一足飛びにTB受け付けを停止するというのは少し行き過ぎであるような気がする。
その前に、はてな側で何らかの対策（例えば同一URLから一定時間内に多数のTBが送信されている場合それを弾くとか、TB削除時に「ブラックリスト登録」ができるとか）を模索すべきだ。
外部からのTBを制限するというのは、（やや大袈裟に言えば）鎖国的な閉鎖社会へ移行することに他ならない。しかも一方通行の。
「俺はあんたに言及通知するが、あんたからの通知は受け付けないぜ」ってのはどこかおかしくないだろうか。どうしてもやるならば外部へのTBも禁止し、はてな内部だけで閉鎖的空間を作るが良い。
それはしばしば「Web2.0的」などと評されるサーヴィスの取るべき姿勢ではないと思うが。
これつて、あくまでキーワードの話ですよね。
ああ！確かに。少々早とちり。
