蟲師 第弍話:瞼の光

今回はまよキンのプレイ中に放映時間を迎えたので無事視聴できた。
作画のクオリティについては疑いを持っていなかったが、これは本当に凄い作品だ。


最近のアニメはクオリティの高いものも随分と増えたが、それでも原作のイメージを忠実に表現できる作品はごく少数である。とりわけ「蟲師」のように、独特の雰囲気を持った作品なら尚更だ。しかしこれは、見事に雰囲気を損なうことなく動きを付けることに成功している。
原作は毛筆を思わせる柔らかで揺らぎを含んだモノトーンの線画だったが、アニメでは線がもっと整理され、精緻で硬質な印象が強くなる。しかし、トーンを抑えた色彩と細密な背景が印象を和らげ、静謐な雰囲気を讃えた素晴らしい作品に仕上がった。随所に製作サイドの思い入れが伺える秀作である。
そのうちDVDで出たら買ってしまおうか。