年末までには間に合わなかったのだが、2004年に遊んだものから選出。どうしても最近遊んだものの印象が強くなる。数字は順位を表すものではなく、単にカウントの為のもの。
コンピューターゲーム十選
- 塊魂(PS2):ミンナ大好キ。密度デ言エバ最モ遊ンダ作品カモ知レナイ。
- ファイナルファンタジー・クリスタル・クロニクル(GC):GCの面目躍如たる多人数プレイRPG。GBAを接続してコントローラー兼パーソナルデータ表示画面として使用することで主画面をシンプルに抑えている。
- 聖剣伝説 レジェンド オブ マナ(PS):ワールドマップを自分で作り、各エリアで発生する短いシナリオをクリアして行くシステムは大作にありがちな押し付けがましさがなく楽しくプレイできる。1プレイが短いのも良い。
- アンリミテッド・サガ(PS2):独特なインターフェイスが大変取っ付き難いが、慣れるとこれが結構面白い。戦闘は回転するリールでコントロールするが、実質的に運の要素が極めて強いのが残念。パズル的に「組み立てる」システムだったらもっと面白かっただろう。
- カルドセプト セカンド エキスパンション(PS2):対人戦で遊ぶようになったことでプレイ密度が向上。限定条件でのシールド戦なども企画中で、3が出るまで遊び倒す予定。
- MYST III EXILE(PS2):ディスク3枚組の前作に比べ謎の密度が低下した感はあるが、360度パノラマによる臨場感は素晴らしい。
- フロントミッション オルタナティヴ(PS):世間的には大変評価が低いが個人的には最高。これほど戦場の雰囲気を匂わせるゲームは他にない。是非最新環境でリメイクを。
- GARAGE私家版(PC):実は、買ったもののOSXではクラシック環境での起動になるというのがネックで、まだプレイしてない。本来評価対象外であるが、期待感からランクイン。
- 7〜モールモースの騎兵隊(PS2):15時間に及ぶ絵本のごときチュートリアルと、その後1000年間の魔物との死闘。殆ど予定外の要素を持たないパズル的戦闘システムが素晴らしい。
今年は当たりの少ない年という印象が。唯一の大当たりは塊魂で、それ以外は買ったけれども今ひとつなものばかり。
そんなわけで最近は昔の作を色々出してきて遊んでいる。5年も前の旧機種でのゲームの方が面白いというのはどういうことだ。見栄えばかり追求しないでゲーム性を高めないと、この先日本のゲームは落ちぶれる一方なんじゃないかと思う。
他に遊んだものとしてはデジタル・デビル・サーガ アバタール・チューナー、流行り神、ステラデウス、それに借り物のGCソフトが数本あるのだが、評価できるほどやっていない、或いは評価に値しないものばかりなので10本用意できなかった。
アナログゲーム十選
- モダンアート:絵画競売ゲーム。落札価格は完全にプレイヤーの感覚任せというのが素晴らしい。噂に違わぬ名作。
- バトルライン:戦線維持カードゲーム。短時間で遊べる手軽さと、何度やっても飽きない奥深さが高評価。
- スカラベロード:支配権争奪カードゲーム。バトルラインより複雑で大味だが、似た感覚と別種の面白さを持つ良作。
- ロイヤルターフ:「強いから本命なんじゃない、本命だから強いんだ」逆転の発想が素晴らしい競馬ゲーム。ポイント計算は結構大味で逆転要素強し。
以上クニツィア4作。 - シャーロック・ホームズ:今年もこれに尽きる。本格的な推理ゲームブック。1度しかできないのが欠点だが、その密度たるやどんなボードゲームも敵わない。
4日通して捜査する「死者からの手紙」が1日目で止まっているのが心残り。 - スコットランドヤード:ロンドン市内で怪盗と刑事の鬼ごっこ。最近は出現位置から行動範囲をマーキングする手法で常に刑事勝利なのだが、これはバランス崩すかも。いっそ刑事側の相談なしで……というのも難しいか。
- プエルトリコ:植民地開拓ゲーム。個人的にはサン・ファンよりこちらが好み。最終目的への道のりが長く選択肢が多いので、意思決定が難しい。
- バザリ:宝石商の交渉ゲーム。読み合いと駆け引き、それに運がバランス良くミックスされた傑作。ヘヴィゲーマー相手に逆転勝利したのが思い出深い。
- イースター島:モアイ建設運搬ゲーム。見た目のインパクトに反して意外に計算要素の強いジレンマ系レースゲーム。
- ティカル:密林の遺跡発掘ゲーム。行動ポイント制でやれることが多く複雑だが、すべての行動がポイントに直結するので見通しは良い。相乗り半分、独占半分の絶妙なバランス。
去年の10作を外したら、意外にタイトルが少ない。新作の購入数があまり多くない上に、サークルに顔を出せなくなっているから他人の購入も期待できず、いきおい同じゲームを繰り返すことになっているのが読み取れる。
他に最近購入のコロッサルアリーナがあるが、まだ今ひとつ感覚を掴み切れていないため、今年は選外ということで。