Stella Deus:早くも中ダレ

2章の途中、15Levあたりのところで早くもダレてきた。シナリオ毎に敵のLevが1づつ上がる感じなのだが、1回の戦闘を通じてパーティー全員がレベルアップする程ではない。従って暫くプレイするとどうしても敵の強さとの格差を埋めるべくレベル上げが必要になるのだが、これが無意味な作業に感じられてしまう。私がRPGの類いを最後までプレイできない理由の大半はこの辺にあるのだと思う。


RPGはフラグを立ててストーリーを進めるという構造だけ見るとアドヴェンチャーゲームに類似しているが、アドヴェンチャーに於ける障害要素が謎解きであるのに対しRPGでは戦闘に置き換わっている。シナリオを追っていくうちに必然性のある形で戦闘にあたるのは苦痛ではないし、戦闘そのものはある種のパズルとして楽しむことができるが、ランダムエンカウントやレベル上げを目的とした戦闘は戦闘のための戦闘であって、ストーリー展開のためのものではない。現在のキャラの強さを見て敵のパラメーターを調節する適切なアルゴリズムさえあれば、これはまったく不要な行為である。
レベルアップによる成長に喜びを見出すユーザーがいる(そして恐らくその数は多い)のは知っているが私がそうでないのは仕方ないことだ。そしてRPGでは戦闘がシステム(及びプレイ時間)の大半を占め、ストーリーは割合単調であることが多い。これもまた私の喜びを阻害する要因である。「役割を演じる」ゲームであるのに私自身の判断はあまり重要視されずストーリーが勝手に進行して行くような感覚が拭えない。