住所登録、必須化

以前から問題になっていた多重アカウントその他の対策だと思うが、住所登録しないと2005/1/1をもってはてなが使えないようになる模様。
これについては既に各所で話題になっているが、大方の反応は否定的であるようだ。何故か解らないが。
住所を書き込むちょっとした手間を別にすれば、ユーザーには何の負担もない。150人には確認葉書が行くので送り返す手間認証の手間がまたちょっとかかるが(手間賃代わりにポイントがついている)、それだけ。
登録している個人情報は少しばかり調べれば出て来る程度のもので、今更隠す程のものではない。
ハンドルと個人情報が結びつくのを厭がる声もあるようだが、そんなに知られると困るようなことを書いているのだろうか。


今回の件は主に多重IDのチェックと何かあった時の対策なのだと思うが、少なくとも多重IDに対しては残念ながら有効な手段とは言い難い。偽住所を登録しても葉書の来る確率は極めて小さいし、職場や実家など実在の別住所を使うのも簡単であるから。せめて150人と言わず毎月100人程度に送って確認するとか、その程度はしないとチェックとして機能せずあまり意味がない。


善し悪しはともかく、ここまで順調に増えてきたユーザー数が初めて減少するかもしれない。でも多分その後は、最初から住所登録に抵抗のないユーザーがまた増えるのだろう。
他のblogなら住所確認されないのかどうか知らないが、移る人は移るし残る人は残る。私が移る時は自分でスクリプトを完成させるときだろう。多分それでも使い続けるけれど。


http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20041102に、今回の決定に至った経緯が。フォトライフに早速多量の著作権/肖像権侵害画像が載っていることなどを考えれば当然の措置という気がする。どうやらユーザーに対する警告も始まっているようだし。


http://d.hatena.ne.jp/wslash/20041102#1099363739にて捕捉されているが、有名どころなので、もっとアレな文章かと思ったのだが。て……そんなにアレな文章ばかり書いてましたか、ていうか「有名どころ」なんて書かれるとは思わなかった。びっくり。


実は、嫌悪感は殆ど「今更住所を登録させる」ことから発生しているんじゃないだろうか。最初から住所登録欄があったとして、果たしてこれだけの否定的意見が出たかどうか。勿論一部のユーザーはそこで顔を顰めてユーザー登録を止めるのだろうけれど、大半のユーザーは何の疑問もなく登録して利用すると思う。
しかし今になって追加で登録を強制することで、「悪くなった」印象が発生したのだろう。