Minecraftはいわゆる箱庭型ゲームで、「何をどうするのも自由」であるから試行錯誤して頂くのが一番なのだが、流石に操作方法もわからず必要な道具もわからずでは試行錯誤以前に不条理な死を迎えるばかりで面白さに辿り付く前に心が折れてしまうかと思うので、最低限の説明だけをここに記す。
既にwikiなどもあり詳細な情報を得るのは簡単だが、できれば調べるのではなく「自分で発見しながら」楽しんで頂きたい。
プレイの準備
Minecraftをプレイするためには、まずアカウントを作成せねばならない。これ自体は無料だが、ブロックを積むだけのClassic版ではなく動物が出現し道具の作成が可能なBeta版を遊ぶなら有料となる。
購入はクレジットカードで行なえる。
素晴らしいことに、Minecraftは全体がJavaで書かれているためWindowsだけでなくMacでもLinuxでも、Javaの実行環境があるOSなら何でも動く。ブラウザ内で遊ぶこともできるが有料版なら専用のクライアント版をお薦めする。
基本操作
マウスとキーボードを使った簡単な操作系になっている。
マウスカーソルで視線移動。Wで前進、Sで後退、ADで左右移動、スペースバーでジャンプ。Shiftでしゃがみ移動(ブロックの縁から落ちなくなる)、数字キーまたはスクロールホイールで装備切り替え。
左クリックすると視線の先にあるブロックを叩く。装備している道具とブロックの種類によるが左を押し続けると数アクションでブロックを破壊する。ブロックの種類によっては、この時そのブロックをアイテムとして取得できる。
右クリックすると何らかのアクション。例えば手に持っているのが松明ならブロックにそれを設置する。あるいは箱を右クリックすれば開けて中身を入れ替えられる。
設置可能なブロックを持っている場合、それを装備してブロックの面を右クリックするとその面にブロックをくっつけられる。砂と砂利を除いて重力の影響を受けないので横でも下でも好きに繋げることが可能で、その後に接合部を壊してもブロックは空中に残る。これを利用して好きに造形することができる:これがMinecraftの基本的な楽しみ。
その他、Qで装備品を投げ捨てる、Fで画面上のフォグ表示(=見通し距離)を切り換え、Eで所持品ウィンドウ。その他ファンクションキーのいくつかにも表示切り換え関係の機能が割り当てられている。
escを押すとセーブして終了やオプション設定などの画面が開く。シングルプレイならその間は時間が止まる。
ファンクションキー以外の機能はオプションから変更可能。Fのフォグ切り替えやEの所持品ウィンドウ、Qの投げ捨てはよく移動時に誤操作するので変更をお薦めする。
昼夜と生物、及び道具
Minecraftには時間の概念がある。昼10分夜7分、昼夜の境が1分半の1日20分。
暗い場所には敵が出現する。そのため、生きるためにまずは「敵にやられない明るい場所」が必要となる。
家の作り方についてはブロックを積み上げられれば大体理解できると思うが、問題は光源の方だ。
光源には松明の製造が必要となる。松明を作るのに必要なのは石炭もしくは木炭と、木の棒だ。
樹木を「掘る」と丸太を得られる。この丸太を所持品画面右上の田の字エリアに置くと、その右に材木ブロック4個となって現れる。更にこの材木を上下に2個置いてみる(所持品画面からアイテムを右クリックで拾うと半数だけ持つことができる)と棒になる。この棒の上に石炭または木炭を置くと松明になる……のだが。
炭を得るには、2通りの方法がある:地中の石炭を掘り起こす方法と、丸太を焼いて木炭にする方法だ。いずれもちょっと手間がかかる。
石炭は石の中に黒い点が見えるので簡単に区別できる。掘るにはツルハシが必要となるが、そのためにはまず作業台を作らなければならない。
まず木材4個を田の字に1つづつ入れる。すると作業台ができる。これを右クリックすれば、2×2の田の字が3×3になり、多くのアイテムを作成可能になる。
棒2本を縦に、その上に木材を3ブロック置くと木のツルハシができる。これで石または石炭を掘れば、アイテムとして取得可能だ。ツルハシ以外でも壊すことだけは可能だが入手できない(これに限らず、ブロックの中には特定アイテムで壊さないと入手できないものがあるので注意)。
付近に石炭が見当たらない場合、木炭を作る必要がある。木炭の材料は丸太なので樹木を掘ればすぐ入手できるが、焼くためにはかまどが必要だ。かまどは作業台に石を8個ぐるりと並べることで作れる。
かまどを右クリックし、上に焼くもの(この場合は丸太)、下に燃やすもの(木材や石炭など)を入れれば、右に精錬後の何か(この場合は木炭)が出てくる。
こうして松明を手に入れ、家の中を明るく照らせば「敵の出ない安全なエリア」が得られる。ここを起点に冒険に出ることになるだろう。
アイテムはすぐに所持品ウィンドウ一杯になってしまう。放り出しておくと5分ぐらいで消失するので、保存のためには箱が必要だ。箱は作業台に材木8個をぐるりと並べることで作れる。2個連結すると大きな箱になるが、3個以上は連結できない。また上に空間がないと開けられないので注意。
最低限の情報についてはお伝えした。あとは試行錯誤して欲しい。Minecraftのアイテム生成は基本的に直感的で具象的な操作によっているので、作りたいものをイメージして必要になりそうなものを並べてみるといいだろう。
表示がすべて英語なので、できたものが何だか解らない時はちょっと単語を調べてみるといい。