Minecraftは「世界を掘る」ゲームである。自動生成された世界を掘って素材を得、加工し配置して自分だけの箱庭を広げてゆく。
MineCraft世界はあらゆるものが粗いポリゴンの積み重ねでできている。8bitのドット絵が立体になったような雰囲気。可愛いというよりはシュールな感じだ。
プレイするには
MineCraftには無料のClassic版と、絶賛開発中で有料のalpha版がある。
Classic版には敵がいない。箱庭追求にしか興味がない人、とりあえず動作確認したい人向け。
alpha版は敵が出るだけでなく、ネットワーク対応でマルチプレイができる。これは実に楽しい。
alphaをプレイするにはまずMineCraftのユーザアカウントを作り、PayPalから10ユーロを支払わねばならない。そうするとブラウザ内動作のJavaアプレット版かアプリ版をダウンロードできる。Javaで書かれているのでMacでも遊べるのが嬉しい。グラフィックは粗く軽いので、非力なノートPCでも問題ない。
アカウント作成、及びダウンロードはOfficial site | Minecraftから。
掘ってみる
Mineというぐらいで、どこでも何でも掘れる。適当な空間ブロックに向かって左クリック(一定時間押しっ放し)でブロックが次第に崩れ、そのうちボコっと消えて素材になる。
基本的に物理演算は働かないので、例えば縦に積み重なったブロックの最下部を消しても上が落ちてくることはなく、空中に浮いたままである。
iキーを押すと持ち物モードに移る。一番下の列は装備分、一番上の2*2のマスはアイテム作成エリア。ここに何の素材をどのように並べるかによって何のアイテムが作れるか決まってくる。掘りと並ぶMineCraftの醍醐味だ。
作ってみる
Craftなので色々作れる。とりあえず何か作ってみよう。木を「掘る」と丸太が得られる。これを作成エリアに入れると「木材」になる。木材を縦に2個入れると「棒」、2*2を埋めると「作業台」だ。
作業台ができたら、装備して地面を右クリックしてみよう。設置できる。そしてこの台を右クリックすると……なんと3*3の広い作業エリアが得られる。
ここからが本番。3*3ないと生成できないアイテムは多い。縦に棒2本+上に木材や石材など3個を並べると鶴嘴になり、これで漸く石材を掘り出せるようになる。木材をぐるりと8個囲むように配置すれば収納箱、石材なら竃ができる。
生き延びるために
サバイバルモードには「敵」がいる。主に夜になると現れる死霊の類だ。身を守るためには、安全な場所を確保しなければならない。
まずは木を確保しよう。これは作業台を作って工具や建材を生成するのに必須だし、収納箱を作って死んだときのアイテムロストを防ぐにも必要だ。
次に平坦な地面を作る。適当に地面や山肌を削って平地を得たら、今度はその過程で出た土を積み上げて壁を作ってゆく。2〜3段ぐらい積んでおけば、ひとまず敵は入って来ない筈だ。
可能ならドアを作って出入りの利便性を確保したい。ドアは木材を2*3に並べれば生成できる。
夜のうちは暗くてほとんど何も見えない。屋内での作業を続けるつもりなら松明が欲しい。それには石炭が必要なのだが、こればかりは歩き回って露頭鉱床を見付けるしかない。灰色の石材に黒いものが混じっているブロックがあれば、それが石炭だ。
石炭を得るには鶴嘴が必須なので、木材でいいから作っておくこと。
棒の上に石炭を載せると松明になる。これを持って家の壁に右クリックで据え付けてゆくと、内部が明るくなる。