- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2006/07/13
- メディア: Video Game
- 購入: 2人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (361件) を見る
グラフィック:良い
今回は原画が金子和馬でないので違和感がなくもないが、これはこれで好感。ペルソナの絵や町の風景も含め、全体としては秀逸。ただし(何故か)3Dキャラが頭でっかちでややコミカルな印象なのだけが残念。
ムーヴィーパートのアニメーションはハイクオリティ、オープニングは音楽とも相俟って実に格好良い。
サウンド:良い
音楽は全体に素晴らしい。効果音、セリフも高レヴェル、特に主役級よりちょっと不良系の役の方が上手い。
システム:いまいち
これは細分化して評価する。
戦闘システム
基本はこれまでと大きく変わりないため文句はない、がインターフェイスが悪い。ペルソナ付け替え時に□で能力を確認できるのだが、行動選択時には□を押すと自動的に待機してしまう。待機などという行動は、余程の理由がなければまず選択しない行為であるので、何故それにショートカットキーを割り当てているのか理解に苦しむ。しかも確認もないのが辛い。
また、非戦闘時のペルソナ選択画面では能力確認は□ではなく〇になり、□はペルソナ破棄に割り当てられている。この不統一は使い難い。しかも、破棄には確認ダイアログが出るのだが、デフォルトが実行の方になっているものだからうっかり破棄してしまいかねない。
ペルソナ合成
今回は4〜6体での合体が出てくるが、これは必要ペルソナを揃えてみないと何レヴェルのペルソナになるか判らない。ために揃えてみたらまだ作れない高レヴェルペルソナで、そのためだけの使いどころのないペルソナを抱えざるを得なかったりして面倒。
また、この画面では破棄できないため調整は一度ヴェルヴェットルームを出て行なわねばならない。これは不合理だ。
コミュニティ
今回の新機軸。登場人物との仲を深めると特定アルカナに割り当てられたペルソナを合成した際に経験点ボーナスが入り成長する。
仲を深めるためには、特定の日時に特定の場所にいる人物と話し、適切な選択肢を選んで喜ばせ、また異性ならばプレゼントを渡したりもするのだが、なんというか……それ何て恋愛シミュレーション?
このシステムのために(だろうか)、今回は全体が異界化せず日中は平穏に生活しながら夜中のみ異界を彷徨うのだが、正直言って日常パートはちょっとダルい。
バランス
死に易さは健在。ただ、終盤の強敵をこなせるよう訓練してきたらボスが弱くて拍子抜け。
