BrettSpielerJapan経由、終盤倫理に絡んで。ゲーム終盤のモティヴェーションと行動原理の問題は大変に難しい。
私自身、持ち前の諦観から負けの混んだ終盤には試合放棄に近い態度を取ってしまいがちである。しかし、これは他プレイヤーにとってみればゲームの楽しさを阻害する問題行動である(反省してます)。
自分に取っての楽しさが半ば失われた状況にあってどうやれば冷静なプレイを維持できるだろうか。
自分の最下位以が確定的となったとき、自分にとっていかなる行動の意味も失われる。しかし自分の行動が他プレイヤーの順位に影響を与える以上、他プレイヤーにとっての自分の行動の重要性には変わりがない。上記の問題はこのギャップが引き起こすものである。
となれば、解決策は
- 途中放棄しても影響のないゲームをやる
- 勝敗以外の目標を設定する
1はゴルフやボウリングのような、妨害的要素のないゲームでない限り不可能である。そうしたゲームは多分非常に少ないので、ここでは考えない。
では2案はどうか。
多くのゲームは勝敗を点数で競う。そうでないものは大概、一人の勝者以外は等しく負けとなる(或いは一人の敗者以外は等しく勝ちとなる)ようなゲームであるから、状況が確定的となった時点でゲームそのものが終了するだろう。
となれば、たとえ最下位でも獲得点数を最大化するようプレイするという目標は残る。あとはそうすることへの動機付けを行えば良い*1。
簡単な方法としては、そのゲームの通算スコア記録という方法がある。単純に勝敗ではなく、終了時の点数を常に記録することで、今回が負け戦でも総合得点を落とさぬようにするという目標が生じる。
但しこの方法は1回限りのゲームでは通用しない。その場合は……差分で賭けるか?*2
ところで、負け続けて下がった特定のゲームに対するモティヴェーションってどうすれば回復するんでしょうか。サンファンとかカルカソンヌとか。