連休中のゲーム

ルーンバウンド

半年ぶりに暇を取れた友人Yを招いてルーンバウンド
序盤、私は炎の祭司を供に事件に挑むが、妙に目が揮わず続けざまにダメージを受け緑の事件相手にまさかの逃走。
ダメージ回復に資金をつぎ込まざるを得ず、これで大きく水を空けられる。
一方id:fumineは果敢にも黄の事件にチャレンジして7金貨を獲得、また黄のイヴェントカードによってタマリアの市場で好きなアイテムを入手できる機会に恵まれる。これで入手したアイテムは疲労を受けて大ダメージを与えるルーンと移動時にダメージ/疲労を完全回復する杖。
相性の良い強力アイテムコンボで一気に勝敗を決するかと思われたが、ここから悪目が続くfumine。なんとルーンの発動失敗の後防御判定にも恵まれず死亡、折角入手した杖を失う。
折悪しくここからイヴェントカードに遭遇せず、低レヴェルのクエストが急速に減少。fumineは挑み得る事件を見つけられず成長が完全に停滞する。
逆にYは、この頃入手した強力な武器によって中位の敵をものともせず突き進み、急速に成長。結果、中盤で各プレイヤー間に3レヴェルづつの差がつく程に。
こうなると最早逆転など不可能な話。レヴェルの高いYは次々にクエストをこなし更にレヴェルを上げ、レヴェルの低いfumineは成長のしようもない。順調にドラゴンを連続撃破したYの勝利で終了。


アメリカ産ゲームの最大の特徴は、差が開いたときにそれを補正するどころか益々その勢いが加速する傾向である。現実のシミュレーションとしては正しいのだろうが、ゲームバランスとしては如何なものか。実際のところ後半には、低位のプレイヤーはすっかりモティヴェーションを失ってしまうだろう。

ロイヤルターフ

ここからid:manpukuya氏夫妻を招いてゲーム。
ドイツ系ゲームの経験は殆どないと思われたのでまずは軽めのゲームをと、プレイ時間の短いロイヤルターフを選択。
私は最大速度15のサハラウィンドを本命に、押さえとして1/3で移動力12のアールグレイ、2/3で7移動可能なオセロを選択。また爆発力こそないもののどの目でもそこそこの移動力を持つノーガットにブラフを置く。サハラウィンドとノーガット、キャラメロは人気馬となった。
まずは順当に初期配置のよかったノーガットが幸先の良いスタート。ところがmanpukuya夫人しか賭け人のいなかったアルビノが猛ダッシュで首位へ。
サハラウィンドは序盤全く動けず危ぶまれたが、持ち前の爆発力を2度にわたり発揮、牛蒡抜きに1着ゴールイン
アールグレイは終盤連続的に12移動でゴール目前へ迫るもキャラメロとノーガットに先を越され惜しくも4位。最下位はアルビノ


スタートダッシュに騙されたが、夫人のアルビノ一人賭けはブラフだったらしい。結局このレースは夫妻がともに$850の収入を得てトップ。
第3レースまで続けてもよかったのだが印象は十分に掴んで貰えたと判断しここで終了に。

操り人形

本当は交渉系の名作「バザリ」あたりをとも思ったのだが、人数の兼ね合いも考慮してちょっと重めの操り人形。
ちょっとプレイしてみれば何も難しいところのないゲームだが、最初に説明すべき点が多くてインストに少々苦労する。
理解にはやってみるのが一番早い、けれども説明なしにやってみせるのは無理がある。
解らないところを解らないままに、一通り説明した上でプレイ開始。


王の不在が目立つゲームだった。かなりの確率で最初の2枚に王が含まれ、なかなか場に出回らない。お蔭で私が最初に王を獲って以来長いこと、王位が継承されなかった。
中盤まで私が建設枚数的にややリード。王不在のため防衛を兼ねて暗殺者を中心にプレイ、これがなぜかすべてmanpukuya夫妻に集中。折しもmanpukuya氏の「デスノ思考*1」発言とも相まってキラの名を頂戴する。
終盤、金貨6枚を溜め込み5色すべてを建設したYが一歩リード。しかし私の放った盗賊が見事にその金貨をかすめ取り一気に形勢有利に!……と思ったがその後建築家不在*2で今ひとつ活かせない。それどころか災禍を避け密かに手札を回すつもりで選んだ魔術師が2階連続で暗殺され行動不能に。
結局8枚目を最初に建設したのはmanpukuya氏であった。しかしここで暗殺対象から漏れていたmanpukuya夫人が商人の収益力で一気に資金を回復、引きに掛けたのが吉と出て逆転勝利。


時間があればもう少し種類をこなしたかったところだが、開始時間の遅さもあってここでお開きに。

ツァヴァンドールの王笏

Yが未プレイだったので3人で。
矢鱈とチップやカードの多いゲームなので次女が起きていては不可能と判断、二人が同時に昼寝に入ったのを機にプレイを開始する。
私は記憶の知識から始まる。活性化できる宝石数が増えるスキルだが、序盤あまり役立たない。その分初期魔力が多いので引き次第では序盤の収益力でリードできるのだが、生憎と予定量に1足りずリードを取れない。
そうなると序盤の収益で上回る波動知識やアーティファクト購入に有利な呪物知識に敵わない。他人に獲られることを嫌って無理に鏡を購入するが、所詮オパールなど破壊しても大した打撃にはならず、むしろ購入のために売却せざるを得なかった宝石分だけ不利に。その上手札上限を増やす水晶球を入手できず不利を被る。
一計を案じ九大魔術の知識による収入のブーストで宝石数を増やす方向で手を進め、エリクサーの入手で収入面を大きく改善する。
しかしその頃にはfumineが炎の知識と宝石知識を着々と上げルビーブースト一歩手前、Yは収益の中心がエメラルドのため収入力では劣るものの既に多数のアーティファクトを揃えた状態。安く競る能力も高い収入力もない状態では勝ち目がない。
Yはルビーの加速力より現状でのポイントと蓄積魔力量有利を唱えていたが、ともあれ決着のつかぬままに子供らが目覚め(てチップを口に運び始め)たため中途終了。
もうすこし中後半の展開を研究したいゲームでもあるが、如何せんプレイ時間が長過ぎる上に消耗するのでやり込むに至らない。

*1:「ここでこう考えれば奴は必ずこうするはずだ!だから……」的半決め打ち心理予測

*2:合計8金貨も持っていては建設家など真っ先に暗殺/窃盗対象だが