規約と活性化のバランス

関心空間で度々持ち上がる議論の一つ、「画像の無断使用」について。
はてなダイアリーでは、著作権画像の無断使用はあまり起こらない。これは日記が個人的な記述であることに起因する。身の回りの出来事を話すのに、関連する情報にリンクすることはあってもわざわざ画像を転載する理由はあまり無い。
対して関心空間は商品や場所を紹介するもので、イメージを伝えるのに画像は割合重要な位置を占める。
大抵の場合、公式なサイトに使われる画像は個人が撮影したものより質が高いし、また関心の全てが購入したもの・行った場所とは限らない(憧れもまた関心であるから)。
だから皆、画像を無断使用するのだ。


これは悪いことだろうか?
確かに法に照らせば違法行為だ。しかし中傷目的でも詐称目的でもなく、純粋に好意から来るものであれば、著作権者の利になりこそすれ害になることは無いはずだ。


運営側の立場もまた微妙になる。彼らは空間内でのユーザーの行為に対し監督責任を持つため、法的な問題を事前に避ける目的で規約にこれらの行為の禁止を盛り込むし、また尋ねられれば否定の立場を取らざるを得ない。
しかし一方で、コミュニティの活性化に繋がる行為を積極的に取り締まりたくは無い。


結論を出せるようなものではないが、とりあえず私は著作者に対する敬意を胸に、黙って使わせて頂くことにする。