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レビュー:3DS用脱出ゲーム「魔女の住む館」

以前レビューで「続編に期待」と書いた3DSウェア「旧校舎の少女」の続編が発売された。ニンテンドーeショップからのダウンロード販売、800円、体験版あり。
http://www.arcsystemworks.jp/mnd2/
前作の魅力をそのまま受け継いだ「脱出ゲーム+アドヴェンチャーゲーム」だが、今回は「調査パート」が加わり、アドヴェンチャーゲームらしさを増している。調査というか、半ば青春劇めいたものではあるが。

ゲームの特徴や質については、ほぼ前作同様なので詳しく触れない。代わりに、今作で気になった点を挙げておこう。
前作では主人公が「他のアドヴェンチャーのように馬鹿な行動を取らない」ということを述べたが、今作では妙に感情的な反応を見せることに戸惑いがあった。シナリオライターが劣化したのかとも思ったが、終盤でそのような行動の理由が明らかになったので納得はできた。
……まあ、終盤で話が大きくなった分だけ設定に無理のある感が出てしまうことや、一部キャラがこれまでの人生をあっさり捨てるような感じで心変わりするあたりも前作同様で、その辺は気にならぬでもないが、設定のリアリティ的なことを言い始めると、そもそも仕掛けだらけの館の存在などゲームの根幹を成す設定から否定されることになってしまうので、そこはある程度「そういうもの」として受け入れることにしよう。

謎解きの難易度は、恐らく意図的に抑えられている。途中で引っ掛かって投げ出さない、しかし謎を解いた満足感は残るぐらいのギリギリのライン。ただ、終盤の謎に少々の理不尽……というか情報の甘さを感じたことは付け加えておく。ヒントに従ってやってみてもその通りにならない、という場面が出てしまう。

操作方法として、「動かす部分をタッチする」だけでなく「タッチしたままスライドさせて所定の位置へ移動させる」が混ざってちょっと解り難い部分がある。移動可能オブジェクトは緑色の縁取りで表示される、ということがわかればそんなに混乱することはないと思うが。
むしろ館内での移動時、地図で移動先を指定する時の方が混乱した:てっきり「文字が書いてある場所」しか移動できないものだと思っていたら、各部屋のタッチで直接移動だったので。まあ一度気付いてしまえばどうということはないが。

なお今回は、調査パートの展開次第でエクストラステージが登場する。発生条件はなかなかにシビアなのでチャプター2を何度かやり直す必要があるかも知れない。

ところで2作目となったこのシリーズ、共通する名がなくて呼び難いのだが公式サイトのURL見ると「mnd」「mnd2」となっていて、これがシリーズ名ということになるんだろうか。何の略だかわからないが。