仕事の都合で、大量のファイルを一気に処理せねばならないことがある。ひとつひとつ手作業でやると退屈すぎて注意力散漫になるのでミスも増えるし、時間もかかる。なるべく一気に自動で済ませてしまいたい。
アレコレ、といいつつ2つしか書いてないのは、とりあえず自分に必要なのがこの2点だったから。
画像の圧縮
Web用の画像ではわりとピクセルサイズやファイルサイズが指定されることが多い。もちろん少数ならばPhotoshopでちょいと書き出してやれば済むのだが、点数が多くなってくるとなかなか面倒だ。アクションを作ってバッチファイルで自動処理させる手もあるのだが、ピクセルサイズの変更はともかくファイルサイズの方はちょっと困る:Photoshopのファイル保存機能はなぜかファイルサイズ指定で圧縮率を調整しても、設定としては圧縮率しか保存できない=異なる画像を同じ圧縮率で保存することは可能でも同じファイルサイズで保存する機能はないのだ。
そんなわけで「指定ファイルサイズに収まるように再圧縮する」フリーウェアを探してみたところ、Windows用に「縮小専用。」というソフトを発見、そのAdobeAir版がMac上での動作に対応していた。
縮小専用AIR | i-section.net
ウィンドウへのドラッグ&ドロップで複数ファイルの一括加工が可能。ただしフォルダごとのドロップには非対応のようで、やってみたら考え込んだまま動かなくなってしまった。
定型サイズへの変形(長辺を指定サイズに)や圧縮率指定、画像へのフィルタ加工などの機能もあるが、ここで重要なのはファイルサイズ指定機能。元サイズがどうであれ指定サイズ以下に圧縮し直してくれる。
加工済みファイルは頭または尻に文字列を付加して元フォルダに保存するか、あるいは設定したフォルダ名で新規フォルダを作ってそこに保存してくれるので、元ファイルを上書きしてしまうことはない。
ファイルのリネーム
多数のファイルを扱う仕事では、ファイル名の付け直しに追われることも少なくない。ひとつひとつ手作業でやるのは面倒なので、ある程度の規則性があるなら一括で処理したいところだ。
ファイルリネームのためのアプリではこの「Shupapan」が随一だろう。
Sunskysoft - Shupapan|Shupapan
ファイル名を連番に変更、あるいは連番付きに変更、日付の付加、拡張子の変更、大文字←→小文字や全角←→半角、ファイル名の文字数を頭または尻から指定字数削除あるいは字数残し、指定文字列の置換では正規表現に対応、更には機種依存文字の削除やファイル名文字化けの修復と至れり尽くせりの機能性である。
ドラッグ&ドロップはフォルダごと可能、階層も保ったまま読み込める。ファイル名は処理前に結果をプレビューでき、必要に応じ対象/対象外をチェックボックスで切り替えも可能。