っていうか「日本国有鉄道」と「帝都高速度交通営団」は字面だけで丼三杯いけるだろう
— ひびき (@hibikiw) 2014, 3月 27
確かに「帝都高速度交通営団」は何か心をくすぐるものがあるが、それは一体どこから来るものか。
この語は、分解すれば「帝都」「高速度」「交通」「営団」から成る。それぞれの部分を類似する別の語に置き換えてみると、たとえば
どうだろう。2や3は大して印象変わらないのに対し、1や4、特に1はかなり印象が違ってこないか。
もっとも、それは1や4の語が重要だということではなく2や3で置き換えた語が1や4よりも元とイメージが近いだけかも知れない。念の為、今度は類似性の低い語に置き換えてみる。
やはり2や3がそれほど変わらないのに対し1や4は……いや4はなんかこれはこれで別の……
ともあれ、どうやら帝都高速度交通営団の中で重要な要素は「帝都」と「営団」であるらしい、ということがわかってきた。
では、次に「帝」と「都」「営」と「団」のどちらの影響が大きいか、ということを考える。
帝の字を変えると、
都を変えると、
事前に「帝」の字が重要ではないかという予想を立てていたのだが、実験してみると意外にも同等、あるいはむしろ「都」の方がちょっと影響強い感じさえしてくる。
ただこれも、語としての印象、あるいは字面としての密度が問題なのかも知れない。敢えて「語として成立しない組み合わせ」で、画数の多い漢字と少ない漢字を考えてみよう。
なかなか甲乙付け難い。どうやら帝にも都にも強い中二パワーが宿っているようだ。
次に、「営団」についてもやってみよう。
営
- 帝都高速度交通公団
- 帝都高速度交通楽団
- 帝都高速度交通集団
団
- 帝都高速度交通営業
- 帝都高速度交通営倉
- 帝都高速度交通営利
なんかこちらは「どっちを変えてもイマイチ」感が……まあ交通楽団とかは別の方向でちょっと楽しいが、ともあれ「営団」は2文字セットでこそのパワーであるようだということがわかってきた。
ということは、「帝都」こそが「丼三杯いける」感の最大の源であり、「営団」という他ではちょっと見ない字面がそれに更なる力を添えており、他はわりと(硬い感じでさえあれば)何でも行けそうだということが見えてくる。
営団 - Wikipediaによれば営団は「経営財団」の略で、他にもいくつかあったらしい。それらの名に帝都を冠したものはないが、同様に付加してみると、
おお、なかなか。そもそもが公営の硬く古めかしいネーミングである営団が「帝都」の響きを得てますます……