ボドゲ的サタスペの遊び方(ルール案)

というわけで実際にボードゲーム的なリソースマネジメントを意識してTRPGやるとしたら、どんなルールが必要だろうかと考えてみた。
まだ思案中なので随時追記してゆく。


条件としては

  1. 時間進行ルール
    • 戦闘時の秒単位進行以外に長いスパンの行動を管理可能なルールが必要
      • 最短で30分ぐらいから最長で半日ぐらいのスパン
  2. 情報収集ルール
    • 「何の情報を」「どれぐらい」集めたかを管理可能なルール
      • 目標達成のために必要なリソースの種類と量を探る
    • できるだけ全員が関れるような処理
      • RPGのキモは情報収集と戦闘なので、その両方で役立たずを作らない
  3. 資源管理ルール
    • 細かい資産管理を省いて大胆に抽象化
      • リソースの種類を2〜5種類ぐらいに分散、それぞれの機能を絞る

こんな感じ。
これの2/3ぐらいを満たすシステムはいくつか候補に上がりそうだが、ここでは手元にある中で合致率の高いサタスペを使ってみる。

時間進行管理ルール

これはサタスペが元々持っているもので充分だろう。1日を6分割した時間進行処理。つまり情報収集1回、資源準備1回で4時間を費す感じ。

情報収集ルール

これも基本的にはサタスペのルールに準拠。ただし目的情報を複数ノードに散らして深度ごとに得られる範囲を変えておく:例えば敵の人数、能力、装備、アジトの場所、構造、そういうものを断片的に入手して繋ぎ合わせることで用意すべきリソースの量や種類を割り出す感じで。
(後日、専用のボードを用意したい)

資源管理ルール

これについてはサタスペだとサイフ値ぐらいしかないので、ちょっと弄る。
元イメージはクレギオン(辺境アレイダ)の宇宙船管理ルール。資金と時間を費して何らかの「宇宙船運用の準備」を判定することでマネジメントポイントを蓄積、トラブル発生時にこれを支払うことで「予め備えておいた」ことにして打ち消すというもので、「金が惜しいので整備をケチってエンジントラブル」などの状況が再現できるわけだが、ちと抽象化が過ぎて「海賊出現を見越して弾薬を多めに積んでおいた」ので「エンジンが快調に動作した」ような状況が出てしまう。
というわけで、その辺をリソースの多元化で処理しようと思う。
具体的には、能力値に準拠したリソースを準備する感じだろうか。戦闘点、犯罪点、生活点、教養点、恋愛点。「じゃちょっとエステ行って来ま〜す(恋愛点+1)」みたいな。
このリソースを消費することで以下のことが行なえる:

  1. 1点の消費で、当該能力値による自分の行動判定時にダイスを1個増やして(つまり2Dではなく3D)好きな組み合わせを判定に用いて良い。ただし3個中2個でファンブル値以下のゾロ目が出ていたらファンブル
  2. 判定前にいくらか払って難易度を下げる。判定には成功し易くなるが目自体を変えるわけではないのでファンブルを打ち消すことはできない
    • 現在の難易度と同じだけ払うと1下げることができる
    • 支払うリソースと当該の判定値が一致しなくても良いし支払うキャラと判定するキャラが一致しなくても良い。数人で払っても良い。ただし「なんでこの能力値リソースで難易度を下げられるか」が説明できること(例:色気で気を逸らして隙を作るので戦闘判定に有利)。DDが納得したら難易度が下がる
      • 判定する本人が、当該能力値と同じリソースでこの効果を使う場合は特に説明の必要はない