メモワール'44入手

偶々秋葉原YS RPGショップに立ち寄ったら日本語訳付きが入荷していて、偶々手元にそれを買えるだけの資金があったので即時購入。
ざっと見ての感想を少々:

思ったより複雑

1プレイ30分のウォーゲームということでかなり単純化されたものを想像していたが、ユニット種類ごとの移動/戦闘の違いとか地形ごとの移動/戦闘への影響とか、憶えるべきことがそこそこ多くて結構複雑な印象。
とりあえず地形修正は地形タイルに直接書いてしまうとか、ユニット能力はトレイ用意してそこへ表示するとか、もう少し手軽さへの工夫が欲しい。
まあ地形修正はカード化されているのでボード脇に置いて確認可能ということなんだろう。

収まりが悪い

コンポーネント収納部にはカード+ダイス、地形タイルを収める場所はあるが、特殊部隊徽章/勲章、橋梁/掩蔽壕を収める場所がない。またユニットはブリスターに収められているが、かなりぎっしりで開けたら巧く仕舞えない感じ。

ディティールはそこそこ

戦車はちゃんとIV号戦車/M4シャーマンに見える。ほぼ同スケールの海洋堂製品と比較すれば貧弱なディティールだが、ゲームの駒としては充分すぎる感じだし、収納を考慮して肉抜きされた裏面に砲塔が収まるなどの工夫がある。砲兵/障害物は素材色の違いのみで形状共通だが、歩兵は米独で変えてある。追加セットでは日本軍/ソ連軍のものもあるが、これらも兵と戦車は形状が違うようだ。

やや言語依存

カード効果は英語で説明されている。戦域カードは図入りなのでさほど理解に苦労はないと思うが、戦術カードは少々面倒か。日本語化シールなどは付属していなかったので、余裕があれば自作すべきかも。

訳がいまいち

単にルールを翻訳すればいいというものでもない。もう少しミリタリーに造詣の深い人を当てられなかったんだろうか。「大砲部隊」じゃなく「砲兵隊」とか、RECON in FORCE→「偵察部隊」じゃなく「威力偵察」とか。

こんなところでドイツゲーム

コマは樹脂なのにダイスは木製。なにか拘りでもあるのか。

自作した

ユニットトレイと地形シールを自作。
ユニットトレイには移動/戦闘パターンと射程/ダイス数を、地形シールには移動制限と遮蔽、戦力修正について簡単に表示した。地形の方は中からの攻撃と外からの攻撃で扱いが違うものまで書けなかったり障害物のルールは表示してなかったりと中途半端ではある。
あとは戦術カードの訳を作成するだけか。