営業の課長に言わせれば、私の仕事ぶりは目を覆わんばかりの酷さであって、それにクライアント各所がたいへん立腹しているという。
至らぬところが多いのは認めるところなのでそれに文句が出ること自体は不思議でもない、がそれなら何故私に直接文句が来ないのだろうか。直に打ち合わせることも多いわけで、そこで直接怒られるならば解るのだが、そうして会っているときにそのようなそぶりを見せられたことがない。どうも課長を通したか通さないかで私に伝わる情報に大幅な質の違いがあるようだ。
仕事そのものの内容についてもそうなのだが、私がクライアントと直接打ち合わせて理解した要望と、課長を通じて届けられる意見にはしばしば対立する内容が多く含まれる。これは思うに、課長による強いバイアスが掛かった状態なのではないか。
現場=現場の意思疎通と、現場=営業担当=現場での情報伝達に乖離があるというのは業務上好ましからぬ状態だ。