spam TBの狙いと対策

ここ数日続いているspam TBのドメインを、衝動的に削除する前に拒否設定に書き込んでおいたのだが、さっぱり効いていない。ひょっとしてはてなspam TB対策機能は「設定したドメインからの書き込みを拒否」するようになっているのだろうか。
spam業者は依頼を受けて書き込むのであって、自社の宣伝をするわけではない。だから、実はアクセス元を弾いても意味がないのだ。いや、大量のリクエストが発生しているような場合はシステム側で特定してブロックするのも有効だろうが、個々のユーザが防衛するレヴェルで有効な対策は「設定したURLを含む書き込みをブロック」の方だろう。
ああ、いや待て、今回のはトラックバックだから言及URLの有無やその量がチェックされている筈だ。なのに何故素通りしたのか。
ためしにURLを開いてみる。どうもJavaScriptでエロ系ブログへ飛ばすだけのHTMLのようだ。ソースを見るとずらりとはてなダイアリー各ユーザへのリンクが。
コメント・トラックバックスパムの拒否機能の不具合について - はてなダイアリー日記ではコメント中のURLの数につきましては、送信されてくるスパムコメントなどを調査、検討した結果5個、という閾値を設定いたしましたとあり、5個以上のURLが並ぶページからのトラックバックspamとして弾くはずなのだが、これが機能していないということか。


それはそうと、spamを送ってくる側とてそのうち殆どがすぐに削除されるだろうことは解っているのではないだろうか。それでも敢えて実行する理由はむしろ、怒りにまかせてspam元URLを晒すユーザを期待してのことかも知れない。urlが書かれれば書かれるほどに宣伝効果は上がっているわけで。
だから、晒すときには「特定できる程度に伏せる」方が良いような気がする。
あjdいs.p○wえr.nえ.jpとか。