買ってきたのでレポートなど。

昼休みに銀座アップルストアまで直接出向く。
MacBook展示コーナーは既に多くの人で賑わっている。中央に白と黒1台づつ、左手に2台づつの展示。
まずは背面を確認。どうやら今回、白モデルは従来通りの艶ありだが黒モデルはマット加工らしい。黒モデルが高額な理由の一部は多分表面加工に起因するに違いない。
キーボードは新造。従来のものは(表現が難しいが)キーボードエリア全体の窪みの上に薄いキートップが並べられており、横から爪を引っかけて取り外せるような構造だった(そしてその部分全体が取り外せるようになっていて、底にメモリ取付口があった)わけだが、MacBookのキーボードは完全に本体と一体化。キートップが飛び出さないよう一段低くなった部分にキーの形に合わせた穴があけられており、そこからキートップが飛び出ている。なんとなく玩具っぽい印象もあるが、キーの隙間にゴミが入りにくくなった(のかも知れない)。
角丸のキーデザインは昔VAIOにそんなラインナップがあったような。


スペックと価格の問題で悩んだ末、店員の「性能は後から改善できますけど色は変えられませんからね」という甘い囁きと値引きに負け、外見に惹かれた黒モデルを購入。最上位モデルの上、(流石に初期ロットはちょっと怖いので)AppleCareを付け、更に自宅のApple Cinema Display(旧23インチモデル)との接続用にminiDVI to DIVケーブル+DVI to ADCアダプタ(妙に箱が大きい)、「半額にします」ということで.Mac(現在のアカウントが残り4ヶ月ほどあるのだが、半額ならまあ得だろう)までセットになったので少々予算オーヴァー。
メモリ増設作業のため1時間ほどかかるとのことで、ここで一旦社に戻る。


15時に引き取りに行った時点で,既に黒モデルは完売していたらしい。衝動買いする人多すぎ(人のことを言えた義理ではないが)。
箱は思ったより大きい。40*36*8cm程度。白い箱の表面には閉じたMacBook写真+製品名、裏面に開いたMacBook写真。側面はアップルロゴとFront Rowのイメージ画像。ちゃんと白モデルと黒モデルに別の箱が用意されている。


会社で開けて弄るわけにもいかないので、使用感などは帰宅後。

フォトレポート

http://homepage.mac.com/docseri/PhotoAlbum14.htmlにフォトレポートを書いてみました。
使用後の状況などはまた後に。

ベンチマーク

Shade8.5を使ってベンチマークテスト。同一データでレンダリングして時間を調べる。
使用したのはdfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。に使用した酒画像。反射と透過があり複数光源を使用した、そこそこ重い画像である。
MacBook(Intel Core Duo 2.0GHz)は3071秒、iBook 12"(PowerPC G4 1.33GHz)は約17739秒。いずれもメモリは1GB、CPU性能以外ではほぼ同一条件と言って良い。確かに5倍速いようだ。
ただしMacBookは途中から放熱のため排気音がかなりうるさくなっていたのに対しiBookは終止静かなまま。熱状態と省電力性ではiBookに軍配が上がる。


Shade Onlineフォーラムの半公式ベンチも実施してみる。こちらは97秒、Intel CoreDuo 2.0GHzとしては順当な数値。1.83GHzのIntel Mac mini と1秒しか違わない。旧機種でも負担軽くベンチできるのは良いが、もう少し重いデータにしないと差が秒単位でベンチの意味が出ないかも知れないと思った。

持ち歩いてみる

連続使用のテストを兼ねて会社へ持って行ってみる。
本体重量2.4kgということは、収める鞄の重量だけを考慮しても3kgにはなるということだ。実際にはそれ以外の荷物だってあるだろうし、MacBookの付属品に限ってもACアダプタが数百gあるだろう。ということは3.5kg〜4kgぐらいにはなっている筈だ。
雨だったので片手で傘を差し片手で鞄を持ったが、この状態で4kgを持ち歩くのはかなり重い。私の場合通勤時間は50分(うち徒歩15分程度)だが、これだけでも肩が張って来る。
アメリカ人は車で通勤する人ばかりでないことを理解するために1年ぐらい日本で働いてみると良い。


それはそうとiBook 12"/MacBookの奥行きは丁度手元にあったA4サイズが入るトランクにすっぽり納まる程度であった。これを利用してキャリングケースを自作するのも面白いかも知れない。

1日ロードテスト

バッテリの持ちが良くなったというMacBookがどの程度保つのか、1日持ち歩いてテストしてみる。

07:40
フル充電したMacBookを持って通勤開始。移行昼休みまで閉じた状態でスリープ。
12:00
スリープから復帰。この時点で確かバッテリ残量90%弱。ここから無線LANに接続してブラウジング
15:00
残量80を切る。Shadeを起動してレンダリングテスト(計算時間は100秒弱)。
18:30
残量55%程度。帰りの電車内。Shadeでレンダリングテスト(合計500秒程度)。時間は決して長くないもののCPU使用率の高いタスクなのでこれだけで5%ほど消費。
19:30
食後、AriMacに接続してブラウジング、データサーバー参照によるiTunesおよびiPhoto使用などで1時間半ほど。
21:00
バッテリ残量が10%を切ったので充電開始。

全般に軽めの利用であったが、この程度なら半日持つようだ。

バッテリ消費量

ブラウジングだけしながらバッテリー消費量/時間を計ってみたところ、10%の消費に18分程度だった。これには無線LANに消費する電力も含んでいる。通信を切って事務処理的な作業のみであれば3時間〜3時間半程度は保つか。
フル充電からのDVD再生テストでは90分経った時点で残量40%(音量・輝度とも最大時)。バッテリのみで連続2時間ぐらいは再生できるようだ。

熱状態

MacBookの温度を表示するソフトを発見したので熱状態を確認。ドイツ語のソフト私の言語設定がドイツ語になっていたのでそう表示されているだけのようだ。日本語でも表示可能なのかどうかは試していないだが難しい機能はないので問題なく使えるはずだ。
Applicationフォルダ内に入れておかないと正確にパスが通らないのか、エラーメッセージを表示するので注意。
普通にブラウジング程度の軽い作業をしているだけで、内部温度は70度前後まで上がっているようだ。CoreDuoはかなり燃費の悪いエンジンらしい。