セットアップの話ばかりで肝心の部分を書いてなかった。
第一印象は「精悍になった」だった。樹脂から金属への変化、フラットパネル液晶への変化。そして前機種より1割ぐらい薄く、軽い。
トラックパッドからボタンが消えて広くなった。ボタン機能はトラックパッドそのものがクリックできるようになることで代替。よくあるトラックパッドのタップ動作とは違い本当にトラックパッド自体が沈み込みクリック感を伝える。
新たに3本〜4本指でのマルチタッチジェスチャーが追加され、益々トラックパッドの操作性が向上。ただし対応アプリがほぼApple純正に限られてしまうのが残念。
操作が増えた分設定が面倒になるわけだが、環境設定画面で操作方法が動画として確認できるので憶えるのが簡単なのは素晴らしい。
PowerMacG4時代からの憧れであったバックライトキーボードは本当に素晴らしい。美しさもさることながら暗所での使い勝手が抜群。今もこれを暗闇で書いているが、画面もキーボードもバックライトで照らされるので何の問題もなく使用できる。このためだけにも上位機種を買う理由があると思う。
画面及びバックライトの輝度は最低にしてみたが実用上何の問題もない。これでバッテリ稼動時間がどの程度変化するのかは実験してみたいところ。
USキーボードにしてみたので少々レイアウトが異なっていて最初ちょっと戸惑った。これまでCommandoキーの位置と認識していたところがUSではOptionあたりになり、OptionはControlになるなど修飾キー系がずれているため無意識のショートカットキー操作で意図せぬ状況が生じたが、これは1日でほぼ慣れた。
OSも1ヴァージョン新しくなったので使い勝手が向上している。ダウンロードされたファイルはひとまず「ダウンロード」フォルダに蓄積され、Dockのそれをクリックするとその場でスタックが展開して中身を一瞥できる。
FireWireがなくなって、どうやってデータ移行するのかと思ったら「移行アシスタント」によりLAN経由での通信が可能になっている。ただしWi-Fi程度では通信速度が遅すぎて、GB単位の移行となると数時間かかってしまうが。結局移行は諦めて手動コピーに切り替えたが、どうもMail.appの挙動がおかしいのでそこだけ再度やり直さねばなるまい。
OS10.4では認識すらできなかった外付けHDDを繋いだらちゃんとマウントできたのには驚いた。ただし破損警告が出るので即座に内蔵HDDへコピー。
ほぼ唯一の問題点は、閉じ状態でスリープに入った後の復帰方法が判らないこと。普通ならキーを叩くか、酷くても電源ボタンを押せば復帰する筈だが、光学ディスクやHDDの動作音らしきものは聞こえるものの画面は暗いまま。MacBookProの方ではスリープから復帰しなくなる不具合があるとかなんとか聞くが、MacBookでもそうなんだろうか。この辺は要調査。