日記編集画面の変化

なにやら「太字」「文字の色」「文字のサイズ」が追加されている。
吐き出されるタグをみるとspanにスタイルを付けているようなのだが、どうも中途半端に感じる。
そもそも「見栄えのためにタグを挿入する」という行為自体愚かしいという話であって、そのために物理タグを使うかspan styleを使うか、というのは本質的にあまり変わりない。
それより、ひっそりとinsとstrongが消えているのが大変気にかかるのだが。特にinsはかなり多用するボタンであっただけに残念でならない。
また、「どのテーマでも変わらぬ文字色」が利点としてあげられているが、これは実のところマイナス要因である。例えば強調を意図して赤文字を設定した後で、テーマを赤背景(例えばgothic-red)に変えた場合、強調の筈の部分が隠蔽されてしまう。まさかテーマを変える度に過去の記事を修正するわけにも行くまい。
論理マークアップによりスタイルシート次第で見栄えが変わるのはメリットであることを理解されたい。
というわけで、編集画面を元に戻して欲しいというidea:7010に賛成票を。


結局「見栄えボタン」に逆戻りしてしまった背景には、利用の定着度が低いといった事情があったのかも知れない。そうだとすれば、それは多分ボタンの表現に問題があったのだろう。タグ名を並べただけでは、これを一番利用したがる初心者には伝わらない。「em/strong/ins/del」ではなく、「強調/より強調/追記/取消」などと意味を日本語で書くべきだった。勿論マウスオーヴァーでtitleが表示されるだろうが、それだけではやや不足だ。

同様に編集画面改訂を問題視している記事をリンクしておく。