いつまでもデブ用iPhoneアプリ構想

GPSロギングなどやっていると、記録の蓄積という行為が存外心地良いものであると実感する。なるほど、かのオタキングレコーディング・ダイエットなどというものを提唱したのも頷ける。これはオタク向けの行為だ。


さほどダイエットの必要を感じるでもないのだが、食べ物を記録するのも面白いかも知れない、とiPhoneのアプリを検索してみた。100を越えるアプリが出てくるのだが、どうも決定打に欠ける印象。
トップヒットのRecRecDietはメニュー検索による摂取カロリー推定、体重と摂取カロリーのグラフ表示など手堅い。ただ450円と、アプリの販売金額としてはやや高目な設定でお試し版もないので、やや手を出し難い。
無料で最初に出てくるのはMeal Diary。なかなか豪快なアプリで、摂取量を「多い」「普通」「少ない」で記録するだけというアバウトさ。これはこれで悪くないのだが、如何せん英語だというのが微妙に使い難い。


見付からないなら作ればいい……とは言わない。それだけの力量はないから。でも要求機能を考えることぐらいはできる。書いておけばそのうち誰かが実現してくれるかも知れない、という他力本願である。


で、想定する機能を書き出してみた。

  1. 食事内容とカロリーの入力
    • 食べたものの写真
      • 写真補正
    • カロリー上限設定と差分表示
  2. 移動による消費カロリーの推定
  3. 体重の記録
  4. 摂取カロリー、消費カロリー、体重変化のグラフ表示

てな感じだろうか。

食事内容とカロリーの入力

レコーディング・ダイエットなので大雑把でもいいからカロリー推定は必要だろう。メニューから細かく推定する方式を採るのか、それとも「揚げ物」「炒め物」「煮物」「肉」「魚」「サラダ」「パン」「麺」「ごはん」ぐらいのアバウトな指定+分量でざっくり入力させるか。勿論、コンビニ弁当やお菓子などカロリーが明示されているものは、それが簡単に入力できるように。
また(これはざっと見て回った食事記録アプリのいずれにもなかった機能なのだが)食べたものの写真記録って結構欲しい機能だと思うのだが、どうか。ただ、記録を内部に蓄積する仕様だとデータが重くなり過ぎる欠点はある。最新の1週間を残して内部データ的には破棄するか(写真自体はカメラロールに残るが)、それとも記録はWebアプリとして、サーバへアップロードさせてしまうか。
欲を言えば食品写真の自動補正機能も付けたい。まあ、これ自体は必須ではないが。


記録の際に注意したいのが「1日の摂取上限を設定して、食べた分を引いてゆく」こと。蓄積表示にすると「あとちょっとで2500kcal達成」とか逆方向の達成感を与えかねないので。

移動による消費カロリーの推定

どうせダイエットアプリなら、食事制限だけでなく運動支援も行ないたいところ。GPSと加速度センサで歩数/移動距離推定から消費カロリー計算は難しくあるまい。

体重の記録

食事だけでなく体重の変化も記録してゆく。そこから現在のBMI基礎代謝によるカロリー消費分、及び運動で消費したカロリーが推定できる。

摂取カロリー、消費カロリー、体重変化のグラフ表示

記録内容はグラフとして重ね合わせ表示。できれば体重については単純な変化量だと結構誤差の範囲で激しく上下して一喜一憂させてしまう(本当は起床直後/朝食前/排便後のように条件を合わせて測定すべきなのだが)ので前後3日分の平均を表示するとか。

インタフェイス

一番重要なのはやはり食事記録とカロリー推定だろう。ここが面倒にならず気軽にできることが重要。
入力はダイヤル式でさっと指定できる感じがいい。直接入力窓も用意し、そっちへ書き込む場合はダイヤル無視して入力内容優先で。
写真は記録画面から1ボタンでカメラ起動し撮影できるように。
グラフはカロリーの棒グラフ(できれば朝-間食-昼-間食-晩-夜食を色違いの累積で)+消費カロリーの半透過棒グラフ(差分が摂取量)+体重の折れ線グラフという形式だろうか。