食事制限よりは運動を

この10年でおおよそ10kg近く体重が増加した。特に現在の職に就いてからの5年での増加が著しい。
元々痩せ気味であったことと、そう太って見えない方であることで本人にも周囲にもあまり自覚がないのだが、体重から見れば適正BMIぎりぎりといったところだ。


ダイエットなどというものをしたことはないが、やり方を知らぬわけでもない-----というか、「楽して早く痩せよう」などという気を起こさなければ、原理的にダイエットなどそう難しいものではない。要は摂取カロリーよりも日々の消費カロリーを多くすれば良いわけだ。
単純な話、方法はたった2つである。摂取カロリーを制限するか、運動量を増やすか。
デスクワーカであるので、日中の運動量を増やすのは難しい。かと言って早朝や深夜に運動できる環境でもない。休日は幼子を抱える身であるから、やはり大した運動はできない。
では食事を制限するか?しかしこれはこれでキツい世界だ。体が欲する量とは別に、満足できる量というのは日常の生活習慣として染み付いている。突然それを減らしても空腹感に身が保たないし、特にオフィス周辺での昼食事情ではローカロリーな食事を探す方が難しい。


10年前に痩せていたのは、生活サイクルが不規則であったことも一因だろうが、何より当時かなり行動的だったということが大きい。自転車で片道20km程度の距離を日常的に移動していたから、否が応でもカロリーを消費する。逆に言えば、その程度の継続的な運動の素地はあるわけで、ならば食事制限よりも運動を中心にした方が効果は大きいのではないだろうか。
幸いにも、現在の自宅から職場までの距離は16.5km。これは高校時代の通学距離とほぼ等しい。つまり、自転車での通勤可能範囲だと言える。
今回の自転車熱は主に「新しい玩具」としての意味合いが強いが、運動への欲求という側面もそれなりに発生しているのだ。


近所の市営プールは低価格で子供も一緒に楽しめる運動施設だが、残念ながら子連れではどうやっても大した運動にならない。大人が運動しようと思ったら、子供のペースに合わせていては駄目なのだ。
というわけで、平日は私が自転車で運動して、休日は貴女が一人プールで泳ぐというのはどうか>妻