以前震源地マッピング - 妄想科學日報でM5以上の地震をリストアップしたことがあった。60年ほどの間に約80回の地震。極めて大雑把に要約すれば「年に1回の割合で日本のどこかに大地震が起きる」。他国の地震事情には明るくないが、4つのプレート境界の合わせ目に位置する日本列島は恐らく世界にも類を見ない規模の地震集中域である。
地震による被害がどの程度の面積に影響するかはよく解らないが、今回の最大震度6以上の地震を見るに震度5弱以上を記録した地域は少なくとも1県の半分程度に相当する面積に及ぶと思われる。都道府県は47あるからその半分というと平均して国土面積の1%ぐらい。
仮に、1年に1度ランダムに日本のどこかが震度6の地震を受け、その度に1県の半分が影響を受けるとすれば、n年の間に地震の被害を受けない確率は99%のn乗。30年生きてると26%、50年では39%、70年なら50%以上の確率で地震に逢う計算となる。
当初「47県の半分」と仮定しながら全県扱いで国土の2%を想定して計算していたので修正。2%だと35年で50%になる。