この日は残業で日が変わるぐらいまで会社に残ることが予想されたので、それならばとぺらねこナイトに参加してきた。
渋谷のゲームカフェで、24時〜29時という徹夜ゲーム会。
会場はそれほど広い店でもなく、4人がけの小さなテーブルが5卓+仮設された平台座布団置きが1卓、それにカウンター席という構成。通常は主に電源系ゲーム、PSPでモンハンとか、そういった利用形態が中心らしく、そのような用途では充分であろうと思われるが、如何せんボードゲームとなると基本的に向かい合いで座れる、程良い大きさのテーブルが必要である。それには些か窮屈な印象。
椅子は全部で34。しかし当日は深夜にも関らずそれを上回る40人ほどが参加していたようで、あちこちで立ったままの人を見掛ける。
テーブルが小さい&5時間と短いこと、また顔見知りが少ないと予想されたことから短時間でプレイ可能な軽く小さいゲームを中心にいくつか持ち込む。ゲシェンク、ニムト、操り人形、ドミニオン、パンデミックなどが人気。パンデミックなど4〜5箱ぐらいあったようだ。タイムリーなネタ半分、ゲームとしての人気半分といったところ?
まずは人が集まり始めたところで軽くゲシェンクなど。ルールが簡単で短時間、面積も喰わない良作だが、得失点のバランスは2〜3プレイ経験しないとちょっと掴み難いか。
次に迷宮コンクエスト。戦力カードを集めて迷宮を攻略し自国領土に組み込むゲーム。いかにも日本製カードゲームらしい適度なアバウトさで手軽に遊べる。2回やって1勝ち。
この辺でちょっとメンバ組み替えて、今度はバザリを持ち出す。多くの要素がバランス良く詰まった良作で私のお気に入り。運、読み、交渉のすべてが必要で、得点リソースが交渉リソースも兼ね、しかもそれが複数種類あることで手持ちリソース全数が少なくても交渉の余地がある。基本的に数>価値での交渉となるので「相手には無価値なリソース」で数を稼ぎ、「手放したくないリソースを出させる」か「欲しくもないリソースを呑んで行動権を手放すか」の2択を迫る。
序盤から複数リソースを確保したまま独走を許してしまったのは失策であった。大差で2位。
ここでいよいよ本日のメインイヴェント、パンデミック投入。
些か処理の多いゲームながらテンポ良く破滅が近付く構造で、防疫処置もアウトブレイクもサクサク進む。自動処理でもこれほど手応えのあるゲームに仕上がることに驚き。3種までワクチンを完成させるに至ったがエピデミックの出が早く、惜しくも滅亡した。
この後、ロケット打ち上げ同人カードゲーム「Fly Me to the Moon」をプレイした辺りで時間切れ。
徹夜イヴェントは、次の日にちょっと遅くまで寝ている程度で生活への影響が軽微というメリットがある(少なくとも、日中に子守を任せて遊びに行くよりは)が体力的には少々キツいし、どうしてもプレイ可能時間が短かい問題もある。次は連休の日中にしたい。