腕時計の文字盤の向き

私は自転車通学していた頃からの習性で、文字盤を掌側に向けて装着する*1のだが、そうすると微妙に時間が読み取り難いことに、文字盤の情報量が多い時計にして初めて気付いた。
男性向け腕時計は左手の甲側に装着する前提で設計されている。その場合、文字盤を読むには腕を体に対して横向きにし、ベルトが前後方向を向くようにするのが自然な姿勢であり、この状態で文字盤が正位置を向くよう設計されている。
対して女性向けは右手の掌側あたりに装備するのだったか、その場合腕を体に対して縦向きにし、ベルトが左右方向を向いたときに正位置を向くのが正しい。


つまり、男性向けの時計を私は90度傾けた状態で使用せざるを得ず、それが時間の読み取りにちょっとばかり不便になっているということ。デジタル表示ならそうでもないのだろうし、或いは文字盤に大きく数字が入っているようならまた少し違うのだろうけれど。
願わくば、文字盤の向きを使用者が任意に調整可能なユニヴァーサル・デザインだと嬉しい。

*1:甲側に向けると、自転車走行時の振動でベゼルが甲を叩いて痛いため