タグのグループ化構想

あちこちで、はてなブックマークなどのタグが「同内容でありながら表記が異なることで横断的に検索できない」ことへの不満の声が上がっているようだ。
例えばはてなブックマーク関連の話として付けられるタグには[はてブ][?B][bookmark]などがあるが、これらをひとまとめにできないか、という話だろう。


これに対し、http://d.hatena.ne.jp/webmugi/20051114/1131967720ではそのタグを付けた人間の価値や心情が違うから,タグも違ってくるのではないか。それぞれに微妙なニュアンスの違いがある。統一させようという方向性は,何かを切り捨ててしまわないか。と意見する。
まあ、例に挙げたようなパターンではニュアンスの違いは殆ど現れないような樹もするが、ものによってはある人が際を感じない内容についてある人は使い分けている、といった事例はあり得ることだろう。それらを闇雲に統一してしまうことには疑念を禁じ得ない。


同エントリでは具体的な解決策が示されているわけではなかったが、「価値の差異や曖昧さを維持したままデータが蓄積される」ことが,人間の脳の仕組みに近いのだと思うと書かれているのを見てふと思いついた。
要するにユーザーごとに「同じ意味として扱う」タググループを設定すれば良いのではないだろうか。例えば自分が[はてブ]タグを使っているなら、それに[?B]などの「同じ意味と考えられる」タグを関連づけ、[はてブ]タグで検索した時にそれらも検索結果に表示されるようにする。
これなら、ニュアンスを損なうことなく利便性を高めることができるだろう。また、システム的にも多分それほど実装が難しくはない筈だ。
検索が弱い分をパーソナライズでカヴァーしようという発想。