先日mixiで、「デジタル一眼レフを買おうと思うがNikon D70とCanon 20Dのどちらが良いか」と言った内容の質問を目にし、どうも落ち着かないものを覚えた。仕事での利用とはいえ本職ではなく、これまでの資産も特にないようなのに、なぜNikonとCanonしか選択肢にないのか。これが上級機種ならばまだしも、低価格機であれば各カメラメーカーから様々な特徴を持った機種が出揃っている。なにも2メーカーに絞ることはあるまい。
カメラに限らず、業界標準のようなものができてしまってそれ以外の選択肢に目が行かないというのは往々にして起こることである。はじめてパソコンを買おうという時にWin機が前提となることは珍しくない。実際にはMacでも問題がないとしても、その案は最初から考慮すらされない。
標準になるにはそれなりの理由があったのだろうけれど、それが今でも意味のあることとは限らないし、また自分に取ってメリットになるとも限らない。盲目的に従うのではなく、まずは見比べてみるべきだ。
