論理パズル(↑)


ある国に何人かの浮気亭主がいた。あるとき、その国の女王様がこう言われた。「この国には少なくともひとりの浮気亭主がいる。妻は自分の夫が浮気をしていると確信できたら、その日の夜にすぐさま夫を殺すべし」。ただし、妻たちは自分の夫が浮気をしているかどうかは知ることができない。そのかわり、国じゅうのそれ以外の浮気している夫はすべて知っている。そして昼間のあいだに「昨日の夜は何人殺されたか」を知ることができる。 1日目の夜が過ぎたとき、誰も自分の亭主を殺していなかった。 2日目の夜が過ぎても、誰も殺されなかった。しかし 13日目の夜に、それなりの数の亭主が一斉に殺された。このとき殺された浮気亭主の数は全部で何人か? そしてそれはなぜか? なお、国民はすべて女王が嘘をつかないことを知っており、他の国民がそのこと (女王が嘘をつかない) を知っているということも知っている。
同様の問題を刑務所かなにかが舞台で聞いたような。
自分の夫以外の全員が白であれば自分の夫は黒であるが、誰か一人でも黒がいれば自分の夫の浮気は不確定である。
自分から見て一人が黒なのであれば、次の日一人が死んでいれば(その妻にとって見えている全員が白だったので)自分の夫は白だったことになる。そうでなければ自分の夫も黒であるので二日目に殺害する。
自分から見て二人が黒であれば、一日目には誰も死なない。二日目に二人死ねば自分の夫は白、そうでなければ黒なので次の日殺害。
自分からみてn人が黒であれば、n日にn人が死んだ場合自分の夫は白、そうでなければ黒であるのでn+1日目に自分の夫を含めn+1人が死ぬ。


つまり13人が浮気亭主であったわけだ。