会社の信頼性、個人の信頼性

そう言えば私は初期からのユーザーとしてはてなダイアリーの変遷を見てきたから、少なくとも技術的側面から個人情報の漏洩リスクをあまり考えていないし、情報に関わる人間が少ないから社会的側面からもまた安全だろうと考えている*1が、はてなの中身を知らないライトユーザーにとってみれば信用できない会社に情報を預けられないという話になるのかもしれない。まあその場合は信用できない会社の運営するサービスに日記という個人情報を思い切り晒していることになるわけだが。


id:sugio:20041102#eではてなによる登録証明の要望が出ているけれど、これは面白いかもしれない。はてなに住所氏名を登録する代わりにWeb上での簡単な認証を得る。
長く日記をやっているとそれ自体が存在証明にはなるのだけれど、どんな人物かは明らかになってもどこにいるなんという人物かは解らないのが現実。いっそそれを証明できるものになるのなら、個人情報の登録はデメリットではなくなる。
Web上のサービスではクレジットカード情報を通じて個人情報の認証を行うようなところもあるけれど、はてなポイントが(限られた範囲ではあるが)カードを持っていない人に対する決済機能として働き得るように、簡単な個人認証機能を持っても良いと思う。

*1:漏洩のリスクは集めた情報の件数ではなく運用に関わる人数によって増大する