激渋

実写+CGになってしまったサンダーバードが駄目駄目だった、という話なのだが、


悪辣な独裁国家で起きた半ば以上人災の災害、それに対して懲罰的不支援を唱え、サンダーバードの出動を抗議妨害する近隣の大国、政治の駒にされながらも中立を掲げねばならぬトレーシー家長の理想への意志、英国娘との言葉無き相互理解の別れなど。それこそ数千人規模の組織になっていて国際政治の力学に左右されるようになっているサンダーバードプロジェクトのもとに、全世界に散ってしまっていたトレーシー兄弟たちが帰参してきて、父親「結局俺には、お前達だけか。」とか言って、私兵を以って理想の一石を為す。どうですか。そんな激渋なサンダーバードは。
それは見たい激しく見たい超見たい。で監督は押井守なんでしょうか。あ、でもそうすると現実と非現実の混在が絡まねばならないのでちょっと無理があるか。