名状し難き幻覚

自分の体が大きくなったり小さくなったり。とつぜん襲ってくる奇妙な感覚。
これって別段珍しいことでもなくて、今でも睡眠前など頻繁に起きるのですが......
体が、というより距離感というかサイズの感覚というか、それが激しく揺れ動く(または矛盾する感覚を同時に抱える)感じ。
脚の先までの距離が限りなく長く感じられたり、太いと同時に細く、膨張しながら縮小し、部屋の中いっぱいに広がるほどに無限に縮小するような。
ラヴクラフト系の「名状し難き恐怖」の描写に近い矛盾感。或いは谷山浩子的。