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ジオラマ用品専門店

巣鴨というと「おばあちゃんの原宿」の二つ名が示すように、とげぬき地蔵へと続く地蔵通り商店街を中心とした老人の街という印象が強いが、かつては無線・電子関係のメッカであったそうで、今なお秋葉原の電子パーツ店などには巣鴨に本社を置く企業もあるのだとか。意外にマニアックな場所であったらしい。

先日、そんな巣鴨に所要で訪れたところ、道すがら模型店を発見した。

さかつうギャラリー

ちょっと変わった店で、ここはプラモデルなどは置いていない。純然たる「ジオラマ専門店」である。鉄道模型も(ごく特殊な車両がほんの僅か存在する他は)プラモデルもなく、ただ情景モデルや情景フィギュア、あるいはレーザーカットされた情景用キットなどのみを扱っている。
こういう業態は非常に珍しい。

基本的に、ジオラマというのは独立したジャンルとして成立していない。例えばガンプラやミリタリー、鉄道模型やドールなどの表現形式のひとつとして付属するものであって、ジオラマそれ自体をメインとすることはあまりない。従って、各ジャンルの模型誌にジオラマのコーナーはあってもジオラマの専門誌というものは存在しない。「各ジャンルの模型メーカーが情景用キットも出している」のではあっても「情景専門のメーカー」はない(国内には)。
その状況で敢えてジオラマ専門店をやっている、というのは面白いことだし大変なことだ。

店はギャラリーも兼ねていて、完成品がいくつも展示販売されている。その他に店オリジナルのディテールアップ用部品なども販売していて、例えば鉄道模型用のレトロ系オリジナル人形類では「縁側で居眠りするおばあちゃん」とか「千鳥足のヨッパライ」などがあったり、LEDを仕込めるテレビやちょうちん、またそれに仕込む極小LEDキットなども展開している。Webショップのカテゴライズが些か判り難いのは難点だが、実に「他では得られない」「かゆいところに手の届く」感じの品揃えである。
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これはそのLEDキットを組み込んだ提灯と屋台、電灯。台座のサイズが53mm四方ということでサイズを推し測られたい。

また積極的に展示会やワークショップも実施しているようで、一見からマニアまで楽しめる店ではないかと思う。
ジオラマ ミニチュア 情景模型専門店「さかつうギャラリー」