街乗りカジュアル自転車ヘルメット

自転車に乗る時はヘルメットを被るべきだとされる。曲がりなりにも30km/h以上の速度を出し得るれっきとした車両であり、衝突や転倒の危険を考えるならば頭部保護が重要であることは間違いない。
にも関らず、現実に自転車ヘルメットというのはそれほど普及していない。校則で規定されている学生と本気のスポーツ自転車乗り以外では、ヘルメット着用率は1%にも満たぬのではなかろうか。
かく言う私も被ってない方の一人である。何故かと問われれば「ファッションに合わぬから」と答えるより他ない。


自転車は少なからずファッションである。どんな自転車にどんな服装で乗るか、がひとつのライフスタイルの在り方を決める。スタイルに応じて車種は幅広いラインナップが展開されているのに、何故かヘルメットのヴァリエーションは非常に狭かった。ほぼロードレース用一択と言っても過言ではないほどに。
ロードバイクにレーサーパンツで跨るには適したデザインでも、普段着でシティクロスに乗るには浮きすぎる代物である。例えれば背広姿なのに足元スニーカーのような違和感。


この歪な状態は要するに昨今の自転車ブームに伴う需要の拡大とそれに追い付けぬ供給のアンバランスだったわけだが、漸く市場が空白領域を埋めつつあるようで、カジュアル指向のヘルメットが散見されるようになってきた。いくつか紹介する。


これはシンプルな半球形のヘルメットにアウターをセットする形式で、ほとんど帽子と違わぬデザインのヘルメットが得られる。アウターもかなり種類が豊富で、このようなヴァリエーションが展開されている


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こちらもヘルメットにアウターを被せるタイプ。公式サイトで一覧できるが、主にスノースポーツを意識しているのかファー耳当て付きやニット系が多い。


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こちらはヘルメットに直接布を貼った構造。外形は1種類しかないが、YAKKAYの半額以下というのは大きい。


その他、スポーツタイプの中にも比較的帽子型を意識した形状のものなどカジュアル寄りに振ったものはいくつか存在するが、割愛する。