メガスターを見て来た

丸ビルで23日まで展示中のメガスターを見て来た。
定員制で、30分前に並んで整理券を貰った上で、入場開始前に並んでおかねばならない。入場に10分、上映に15分、退場に5分かかって合計1時間は拘束される。
エアドームは直径10m程度の半円形で、すべて大平氏(と知人たち)の手作りらしい。空気で膨らましている関係で出入り口を開け放すわけにはいかないので、15人づつエアロックを通過する。
投影装置は一抱え程のサイズで、プラネタリウム投影機としては極めてコンパクトだが、その解像力はすばらしい。
恒星原盤はどうやら五角形と六角形を組み合わせたサッカーボール状になっているらしく、天の川など明るい部分では継ぎ目がムラになって見えてしまう。
寝違えた首で上を見上げるのは少々辛かったが、半球への投影は没入感著しく、星空が回転している間客席全体が逆回転して感じられた。
上映後にMeSaiのスタッフを捕まえていくつか質問。
上映にはメガスターの他に夕景投影用とオーロラ投影用にプロジェクタを2台使用。うち1台は凸面鏡への反射を利用して球面に沿って投影させている。
今回使用しているのはメガスターII「タイタン」で、こうした移動展示の際にしかお目にかかれないモデル。
コントロールパネルは非常に小型で、これだけの簡易装備であれほどの表現力を持つことに驚かされる。


会場で配られるアンケートに答えてDVDを貰う。これらすべて無料で行っているのだから、文部科学省は結構な予算をこれに振り分けているのだな。
科学教育はその後の国力に如実に関わる部分。今後も積極的な展開を望みたい。