TeamLab☆Planetsを撮る

豊洲TeamLab☆Planetsに行ってきた。
華やかなイルミネーションで幻想的な光景が撮れることで知られる体験型施設である。
planets.teamlab.art

料金

季節によるが大人3000円ほどの通常チケットとその倍額ぐらいの優先チケットがあり、入場までの待ち時間が異なる仕組みになっている。とはいえ連日完売の台場TeamLab Borderlessに比べ豊洲Planetsの方は余裕があるようで、平日朝一番の時間を狙ってみたところほとんど待たされることなく入場できた。休日の昼過ぎ頃など混みそうな時間帯でなければ大丈夫かも知れない。

用意

重要なこと:この施設は水を使ったアトラクションであるため、 内部には首から下げられるカメラ、もしくはスマートフォン(首かけ紐のついたビニールケースが貸与される)以外の荷物を持って入場することができない。また成人の膝下ぐらいまで水に漬かるエリアがあるため、予め膝上丈の衣服で来るか、あるいはレンタルのハーフパンツに穿き替えることになる。
また一部エリアでは床が鏡になっているためスカートの中が見える。こちらも予め下に何か穿いておくか、レンタルのハーフパンツを着用しよう。
施設内は裸足で歩くことになるので靴下も履かずに来た方がいいだろう。

時間

朝9:00-9:30入場のチケットを買って待機列に並び、退場したのが11時前ぐらい。中でどれぐらい滞在するかによるが、だいたい1時間半前後で出てくる感じだろうか。

内部

ここから先はネタバレになる。驚きも体験の要素なのであまり説明しない方がいいのかも知れないが。

中は基本的に真っ暗である。ところどころ照明によって彩られているが、ほかは床も壁も天井も黒い。視覚ではなく足裏の触感を頼りに進むことになる。
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ほどなく通路の先から水が流れてくる。足を浸しつつ緩やかな坂を登ると、突き当たりは滝になっている。
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足を拭いて先へ進む。

人を駄目にする部屋

床全体が人を駄目にするソファでできた部屋を越えてゆく。足元を取られて進みにくい上に沈み込むと気持ち良いのでつい駄目になるが、他の人に踏まれないよう壁際で駄目になること。

万華鏡の部屋

天井から無数のLEDライトが下げられた全面鏡張りの部屋。刻々と色を変える光点が繰り返し反射して無限の光彩を作り出す。
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LED自体にピントを合わせても面白みは少ないので、むしろ積極的にピントをボカした方がいいかも知れない。
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ピントを合わせる時は、上や下に向けて消失点を入れるようにすると広がりが出る。
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これは飽和してソラリゼーションみたいになったのが面白かった。
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色彩の水辺

膝下まで水に漬かる部屋。乳白色の水にプロジェクションマッピングで色とりどりの線や魚などが投影され、揺れ動く。娘はこれが一番気に入ったようだった。
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球体の部屋

ぼんやりと光る大きな風船を掻き分けて進む。ちらりと写る人影でサイズ感が伝わるだろうか。
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花びらのドーム

半球形の部屋。床は鏡になっている。
他の部屋では「座らないでください」と注意されるが、この部屋のみ寝転がることが認められている。
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この部屋は他よりも暗く、手持ちではなかなか厳しい。人が写ることを恐れないならばカメラを床に置いて長時間露光するのもいいかも知れないが、如何せん光は無秩序に動き回っているので、画になるかどうか。

出口へ

ここを出ると、ほどなく元のロッカールームへと戻ってくる。荷物を取って退出。

その他

待機列の隣には売店があり軽食や飲み物が買える。
外の待機列はテント屋根こそあるものの気温対策は冷風機と配布しているミネラルウォーターぐらいのもので、暑い日に長時間並ぶのは辛そうだ。人の少ない曜日/時間帯を狙うか優先チケットを手配した方がいいかも知れない。
ただ、平日朝一番となると丁度通勤時間帯と被るため満員電車で向かうことになる。入る前から疲労するのは(特に子供連れなら尚更)避けたいところ。
中は涼しく、水に漬かるので気持ち良い。ただ1時間以上歩くことになるので、遊んでいる時は夢中で気付かないが結構体力を使っているようだ。
カメラはスマートフォン(貸し出しのケースに収まらないのでタブレットは不可)、あるいはネックストラップ付きのカメラならば可だが、内部でのレンズ交換はできないものと思った方がいい。一眼レフなど大きなカメラが許可されるかどうかはわからない(小型のミラーレスは問題なかった)。
2年間しかやってないらしいのでお早めに。また行きたい、けどその前にTeamLab Borderlessの方も行きたい。

光の散乱を楽しむ、オールドレンズ遊びのための「宝石レンズ」


宝石レンズと呼ばれる特殊レンズがある。
www.illuminaopt.com

マニュアルフォーカスレンズの内部、たぶん後玉の前あたりにカッティングされた宝石を取り付けたもので、これによってレンズ内部で光が散乱し、他のレンズでは見られないほどはっきりしたフレアやゴーストが得られる。いわゆる「オールドレンズ」遊びに於いて好まれるような性質を極端にしたものだ。



宝石のカットパターンや色によって色の乗りや散乱の出方も変わる。1枚目の青いものはサファイアの入ったレンズで、2〜3枚目のものはルビーの入ったレンズで撮影している。

このように、普通のレンズではちょっと出ないような色かぶりと派手な散乱光こそが宝石レンズの持ち味で、このエフェクトを得るためだけの特殊なレンズとして、一種のフィルタのように使うことになるだろう。

もっとも、フレアが生じるのは逆光に近い角度で光が差し込んでくる時だけなので、それ以外の条件下では案外普通のレンズとして使える(中央に光を遮るものがあることでボケがリングボケや二線ボケになることを気にしないならば、だが)。

ただし、普通のレンズとは決定的に使用法が異なる点がひとつある:絞りの機能だ。

宝石レンズは、絞り開放ではさほど強いエフェクトを生じない。しかし絞ってゆくと光が強まる。そして、絞り続けるとそのうち開口部の径が宝石よりも小さくなり、つまり光がまともに入ってこなくなり何も見えなくなってしまう。
手持ちのレンズのうち、MD ROKKOR 50mm F1.7を改造したレンズの例を示す。

F1.7 F2.8 F3.5 F4 F4.8 F5.6 F6.7 F8 F9.6 F11 F16

このように、絞ることでフレアの出方が変わる。ただ、F5.6あたりからは被写体がはっきり見えなくなり、F8ぐらいになるともうルビーの赤い色しか見えなくなっている。
従ってこのレンズでは絞りを被写界深度の調節を目的に使うことが難しく、主にエフェクトの強さを制御するために使うことになる。

効果的なエフェクトの出し方には慣れが必要だが、概ねレンズに対する光源の角度が重要なポイントとなる。
下に簡単な実験を示す。
これは手持ちのLEDライトを用い、被写体とカメラの位置を固定したまま、ライトの照射角のみを真正面(逆光)から被写体の真横までずらしていったものだ。

厳密に角度を測ったわけではないし、恐らく宝石レンズの元となったレンズによっても発生角度は異なると思うが、だいたいのイメージとして捉えて頂くと良いだろう。
なお、端の方にギリギリでエフェクトが残るぐらいの角度にセットした状態と、それを上から撮影したカメラ=被写体=光源の位置関係を示す写真が次の2枚となる。

なにぶんフレアを生かすレンズであるため撮影条件はかなりシビアで、基本的には水平に近い入射角の日光が期待できる日の出直後や日没前のわずかな時間にしか使いどころがないが、その代わりうまくハマった時の効果は他のレンズでは得られないドラマティックなものとなる。
また夜間でも照明を逆光気味に入れれば結構フレアを出すことができるので、このレンズを付けて夜の街に繰り出してみるのもいいかも知れない。

サマーナイトミュージアム×東京メトロ「7つの謎解きミステリーラリー」

夏休み期間中、都内の美術館・博物館では金曜日の夜に閉館を21時まで延長し、また入館料も割引するサマーナイトミュージアムを実施している。
これに連動して、都内の国立・都立、7つの美術館・博物館を巡り謎を解くラリーイベントが開催されている。
mysteryrally.com
これを書いている時点では私もまだ最後まで解いていないのだけれど、思ったよりも時間がかかる上に会期の終わりまであまり間がないので、今のうちにお勧めしておこうと思う。

必要なもの

謎解きに参加するためには、いくらかの準備が要る。

  • 東京メトロ各駅で配布している冊子(A4サイズ)
  • A4の冊子を持ち歩きやすい鞄
  • 鉛筆
    • 美術館内では鉛筆以外の筆記用具が使えないので注意。
  • 入館料
    • 一部の美術館・博物館では入場して展示を確認する必要がある。通常料金で入場するとして合計1800円。
  • 交通費
    • 各館への移動は参加者負担。1日乗車券で回る手もあるが、正直1日で回り切れるとは思えないのでお勧めしない。

といったところか。

謎解きの流れ

最初に、入手した冊子を一通り読んでおこう。まずは館ごとに1ページが割かれ、2/3ほどの面積の文章と1/3ほどの謎が示される(水色枠のページ)。次いで後ろにピンク枠で行くべき場所の案内がある。路線図、各館のアクセス情報と「謎を解いてから行くべき場所」の指示という組み合わせになっている。
場所を把握したら、いよいよ各館に出発だ。水色ページ「Step1」の指示を見て展示品から情報を得ると、行くべき駅の名が示される。その駅で情報を得てもうひとつの謎を解くのがStep2だが、解いては駅に行くのでは効率が悪いので、先に7館すべて回ってから7つの駅を巡るのが良いだろう。

あなたがどの路線にアクセスしやすいかにもよるが、最初は2館一気に回れる上野(国立西洋美術館東京都美術館)あるいは恵比須と目黒の間にある2館(東京都写真美術館東京都庭園美術館)あたりからアタックするといいかも知れない。余裕がありそうなら、上野からは日比谷線秋葉原へ出てJRに乗り換え両国で江戸東京博物館、恵比須からだったら六本木の国立新美術館へも接続できる。国立近代美術館のある東西線竹橋駅だけがどちらからもやや行きにくいが、たとえば両国から錦糸町へ出て半蔵門線で大手町→竹橋とか、乃木坂から千代田線で大手町→竹橋といったアクセスが考えられる。

ただ、正直なところ謎解きはかなり難易度が低く、それを主体に全力で楽しむような感じはあまりない(まだ最後まで解いていないので最終的な手応えについては書くことができないのだが)。なので、「謎解きのために行く」というより「普段行かない美術館に足を運ぶきっかけ」ぐらいに捉えて、それぞれの館を楽しむことを中心にした方が良いと思う。どの館も公立の大手美術館であり収蔵品も多いので、一通り見るだけでも1時間では収まらないぐらい時間がかかるはずだ。特に上野は、謎解き館の2館以外にもふたつの博物館と動物園まであり、これだけで1日では終わらないぐらい密度が高い空間だ。そういった沢山の楽しみをスルーして謎だけ解くのは勿体ない。

まあそうは言っても9月半ばでラリーの会期が終わってしまう前になんとか情報を回収したいところではあるので悩ましい。
美術館の中で常設の展示品ではないものが謎に関わっているのは竹橋の国立近代美術館のみ、また美術館の謎を解いた後で回収すべき駅の情報のうちで会期中にしか掲示されないものは第一の謎(国立西洋美術館)のみなので、この2箇所さえ先に押さえてしまえば会期終了しても解けそうなものではある。
しかし、すべてを解いた後の最終問題が特設Webサイト上にしかないので、これが会期終了時点でクローズされてしまうとすれば期間中にしか解けないのかも知れない。

各館の紹介

今回巡る各館を簡単に紹介しておく。

国立西洋美術館

JR上野駅 公園口改札を出て上野公園に入るとすぐ右側にある、東京文化会館向かいの建物。装飾を廃したそっけない造りを特徴とするモダニズム建築の第一人者ル・コルビュジェによる設計で、建物自体が代表作として世界遺産登録されている。
川崎造船所社長だった松方幸次郎のコレクションを中心とした西洋美術400点ほどを中心に展示されており、特にロダンの彫刻やモネの油彩などが多い。

東京都美術館

日本で最初の公立美術館として大正末期に開館したもので、コレクションの展示だけではなく企画展やワークショップ、作家の登竜門となる公募展などを総合的に運用する美術館として運営されている……らしい。謎解きに必要なのは館外の彫刻展示のみだったので中を見ておらず、詳しい説明ができない。
煉瓦壁の直方体を連ねたシンプルな外観に、大きく設けられたガラス窓から見える通路壁の鮮やかな色彩が映える。

国立新美術館

東京都美術館のコレクションが増えすぎて公募展の場所がなくなってきたなどの理由から、「独自のコレクションを持たない純然たる貸し館」として建てられたもので、現在はルーヴル美術館展、荒木飛呂彦原画展が開催されており混雑していた。
建物としては、黒川紀章設計による、波打つガラスウォールのエントランスが特徴的。

東京都庭園美術館

皇族の邸宅および庭園だったものが戦後に払い下げられたもので、美術館とはいうが美術品の展示を目的とするものではなく、館そのものがアール・デコの粋を凝らした美術品である。館内の公開期間は限られるが、入口のルネ・ラリックによるガラス彫刻などは見ることができる。
docseri.hatenablog.jp

東京都写真美術館

写真および映像専門の美術館で、1階は映画館として館の選んだ作品を上映しており、2階・3階がそれぞれ展示室になっている。
建物の内装自体が白と金属に統一されているのは、モノクロの写真を意識しての設計なんだろうか。
docseri.hatenablog.jp

東京国立近代美術館

明治から現代までの美術品を展示する館。展覧会の場ではなく美術品を収集しコレクションを常設する形の美術館として国内で最初のものであったらしい。
外苑から皇居を望む景観そのものを展示するかのような「眺めの良い部屋」など、建物としてもちょっと面白い。
また少し離れた場所に煉瓦造りの旧近衛師団司令部だった建物を使用した別館「工芸館」があり、同じチケットで入館できる。

江戸東京博物館

両国駅の隣りに鎮座する異様な巨大建築。今回の参加館で唯一の博物館で、江戸時代から現代までの東京の文化風俗を展示している。内部には1/1スケールの建物が複数再現され、内部を見て回ることもできる。
両国駅は東西に改札があり、西口から出るとすぐ博物館だが東口からはかなり大回りとなるので注意。

1日で全館回るプラン

どうしても謎解きだけ最短でやりたい、という人のためにプランを考えてみた。
入館してから謎を解いて出てくるまで30分として、駅から美術館までの移動時間と駅間の移動時間を計算してゆく。

いちおう、これで7館ぜんぶを1日で巡ることが可能である。ただし途中での休憩どころか昼食すら予定に組み込んでいないので実際にはもっとかかるだろうし、目的の展示以外何も見ない前提だし、その上でこの後さらに7駅を巡る必要があるので、まあ1日でやるのは諦めた方がいいと思う。

初めてレンズ交換式カメラを買う人のためのレンズマウントまとめ

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スマホで手軽に撮る写真に満足できなくなった時のステップアップとして、一眼レフやミラーレスなどの「レンズ交換式」カメラの購入を考える人は多い。
本体のレンズで撮れる範囲で済ませるしかなかったレンズ固定式のカメラと違って、レンズ交換式カメラは取り付けるレンズ次第で写りが変わるので、一台でなんでもできるし、表現の幅が広い。
その一方で、たくさんのオプションがあるために何を買ったらいいのかわからなくなりがちでもある。なにしろメーカーごとにレンズの取り付け方式が違っているし、同じ方式であっても使えるレンズと使えないレンズがあったりするので、慣れないと混乱する。
その辺りの事情を、すこしでも解りやすく整理できれば、と思ってこれを書いている。

レンズマウントの基本

レンズ交換式のカメラは、「レンズマウント」によって本体とレンズを接合する。これによって自由にレンズを付け外しでき、様々なレンズが扱えるわけだ。
ところが、レンズマウントには様々な種類があって、メーカーごとに採用している形式が違う(これにはカメラの発展史に伴う様々な理由があるにはあるのだけれど、一番大きな理由は要するに「他社の製品を使わせないため」だ)。
だから基本的にはカメラ本体を買ったら、レンズも同じメーカーのものを買うことになる……のだが、これにも色々と例外があって、たとえばカメラーメーカーとは別にレンズだけ作っているメーカーがあったり、同じメーカーにも複数のレンズマウントが混在していたり、逆に複数のメーカーが同じレンズマウントのカメラを出していたり、さらには同じレンズマウントなのに組み合わせられないカメラ/レンズがある場合もあったりしてややこしい。

レンズマウントごとの特徴

要するにレンズマウントの種類ごとに使えるレンズが決まってしまうわけで、ある意味本体の性能よりも「使いたいレンズが付けられるカメラはどれか」の方が重要とすら言える。もちろん、はじめてカメラを買う時にレンズのことがわかるはずもないので、最初は漠然と「使えるレンズは多いに越したことはない」ぐらいに捉えておけばいいと思う。
参考までにマウントごとの対応レンズ数を記載するが、こちらは2018年8月15日現在の、価格com「交換レンズ」カテゴリに於いて各レンズマウント用として表示される総数を記したものであり、価格comに登録されない商品の数は含まれていないので、実態とは多少の差があることに注意。

そういうわけで、レンズマウントごとに特徴を見ていこう。といっても、ほとんどのマウントはメーカーごとに違うので、メーカー単位でマウントを見てゆく感じになる。

なお、この記事はあくまでカメラ初心者に向けて書いているつもりなので、いきなり手を出すことのなさそうな中判カメラやライカなどについては割愛する。

ニコン

Fマウント(対応レンズ364本:うちAPS-C専用76本)

35mm判フィルムカメラ時代からずっと変わらず使い続けている、一眼レフ用としては現役最古のマウント。プロを中心にユーザが多いため交換レンズが豊富で、安価なものから超高価なものまで選択幅が広い。
デジタル一眼レフでは35mm判フルサイズ機(FX)とAPS-C機(DX)の2種類があり、レンズの中にはAPS-C専用のものがあるので注意。
現在、一眼レフと競合する新マウントのフルサイズミラーレス機の発表を控えており、今後Fマウントを継続展開するのかどうかは不明。

Nikon 1マウント(対応レンズ22本)

1インチセンサーを採用した小型ミラーレス一眼用マウント。レンズ交換式としては初めて専用ケーシングなしで防水を実現するなど意欲的な試みも見られたものの、レンズ本数が非常に少なく、そのため最広角でも27mm相当、魚眼レンズもないなど選択肢が狭い。2017年を以て販売終了。

Zマウント(仮称)

近々発表されるはずの新規格ミラーレス一眼用マウント。未知数。

キヤノン

EFマウント(対応レンズ308本:うちAPS-C専用68本)

35mm判フィルムカメラ用のマウントとしては最後発で、そのぶん電子化時代を見据えたマウントとして長く活躍してきた。ニコンFマウント同様にプロユーザが多く、選択幅が広い。
デジタル一眼レフに35mm判フルサイズ機とAPS-C機の2種類があるのも、APS-C専用レンズ(EF-S)があるのも同様。

EF-Mマウント(対応レンズ:45本)

こちらはAPS-Cミラーレス一眼用マウント。EFマウントに比べてずいぶんレンズが少ないが、どうも主力である一眼レフと社内競合しないようにわざと少なくしているようだ。
他社がほとんどソニー制の撮像素子を採用する中で唯一撮像素子を独自開発しており、全画素をそのまま像面位相差センサーとしても利用できるAF技術で「ミラーレスでも一眼レフ並みの合焦速度」を謳う。

リコー・ペンタックス

Kマウント(対応レンズ156本:うちAPS-C専用67本)

35mm判フィルムカメラ用のマウントで、何度も小改修を続けたらしく細かく見ると同じマウントにも色々と差があるのだが、まあ基本的には電子制御のレンズについては気にしなくて大丈夫……だと思う。
例によって35mm判フルサイズ機とAPS-C機があって、レンズもAPS-C専用のDAと35mm判対応のFAがある。

Qマウント(対応レンズ9本)

コンデジと同じ小さなセンサーを使った小型ミラーレス一眼用マウントで、マウントは同じだがセンサーサイズが2種類(1/1.7型と1/2.3型)あるため同じレンズでも画角が変わるので注意。なお2014年以降、新たな製品が登場しておらず、公式なアナウンスはないが展開を終了したものと思われる。

GXR(対応レンズ5本+α)

撮像素子とレンズを一体化したユニットごと交換する特殊な方式のミラーレス一眼。これによってレンズのサイズを抑えたまま、大型センサーで解像度の高い短焦点距離レンズや小型センサーでズーム倍率の高い望遠レンズなどを特性に合わせて使い分けられ、しかも一体型なので水や埃に強いという画期的な製品だったが、特殊すぎてレンズわずか5本で終わった。なおライカM42マウント用ユニットが存在したため、手軽なライカレンズ母艦として一部マニアに人気があったようだ。

ソニー

Aマウント(対応レンズ165本:うちAPS-C専用39本)

ミノルタ時代から引き継いだ一眼レフ用マウント。もちろん35mm判フルサイズ機とAPS-C機があって、APS-C専用レンズがあるのだが、なぜか他メーカに比べAPS-C用の比率が低い。
半透過ミラーによるミラー動作なしのレフレックス機構など新機軸を取り入れてきた意欲的なラインだったが、近年ソニーは一眼レフ路線からミラーレスへの移行に本腰を入れたため、こちらは今後フェードアウトしてゆくものと思われる。

Eマウント(対応レンズ173本:うちAPS-C専用30本)

こちらはミラーレス一眼用のマウント。当初は他メーカー同様にAPS-Cサイズのミラーレスを展開していたのみだったが、途中から「他社一眼レフに競合する本気の35mm判フルサイズミラーレス」路線を打ち出し全力で展開を始めた。そのぶんだけAPS-C用レンズは抑えられている(マウントは共通のためフルサイズ用レンズをAPS-C機で使うことも可能であり選択肢は広いものの、サイズと価格が問題になる)。
余談ながらαはAPS-C機では珍しく、最新のα6300より前の機種ではモニターにタッチしてフォーカス位置を決める機能がないので、ピント位置変更がちょっとやりにくい。

シグマ

SAマウント(対応レンズ56本)

シグマは交換レンズメーカーとして知られるがカメラの製造も手がけており、独自構造の撮像素子を製造するFoveonを買収し自社製品に搭載している。
SAマウントは一眼レフ・ミラーレス共通のマウントで、撮像素子のサイズに関わらず共通のレンズが使える……というか、つまり35mm判フルサイズ用のレンズしかない。

富士フイルム

Xマウント(対応レンズ97本)

APS-Cサイズのミラーレス一眼用マウント。キヤノンソニーと異なり社内競合となる一眼レフ機のラインを持たないため心置きなく全力で取り組むことができるため、他社APS-Cミラーレス機よりも対応レンズ数が多い。
また、フィルムメーカーであるため独自のフィルム発色再現機能を持っており、フィルムカメラの愛好家にファンが多い。

オリンパスパナソニック

これはちょっと特殊で、単一メーカーの独自規格ではなく複数メーカーの共同規格のため、異なるメーカー製品で互換性がある。

フォーサーズマウント(対応レンズ35本)

コダックが中心となって策定した一眼レフ用マウント。既に展開を終了している。ミラーレス用の現行規格であるマイクロフォーサーズとは直接の互換性がないことに注意。

マイクロフォーサーズマウント(対応レンズ188本)

こちらはオリンパスパナソニックが中心となった、世界初のミラーレス一眼用マウント。写真用カメラだけでなく動画用カメラやクアッドコプター搭載カメラなどにも採用されている。
メーカーごとの互換性があるため対応製品が多く、ミラーレス機では最も選択幅が広い。センサーサイズが35mm判フルサイズの縦横半分になるため焦点距離が2倍換算となり、レンズがぐっと軽くコンパクトになるのが特徴。
また他のマウントと比較してボディ内手ぶれ補正機能とセンサーのダスト除去機能(特許を押さえている)の強さには定評がある。

レンズマウントアダプター

レンズはそれぞれにマウントの規格が違うため取り付けられるレンズの種類がカメラによって決まっているが、「どうしてもこのレンズだけは使いたい」というようなこともある。その場合には、取り付け部の構造を異なるマウント用に変換するアダプターを使うことで、非対応レンズを使用することもできる。
ただ、これにも制約があるため、あらゆるカメラにあらゆるレンズ用のマウントアダプターがあるわけではない。
また、アダプターがあっても電子接点がないとオートフォーカスなど電子的な制御の必要な機能が働かなかったり、働いたとしても純正レンズのようには動作しなかったりする。あくまでイレギュラーな手段と割り切ろう。

画角と距離とセンサーサイズ

レンズには焦点距離というものがある。これは「撮像面からレンズ主点までの距離」なんだけど、重要なのはそれが「画角」、つまり撮影範囲を意味するという点だ。
二等辺三角形を描いてみよう。底辺が撮像面、頂点がレンズの主点だ。
撮像面から主点に向かう2本の直線を延長する。この範囲がつまり、レンズを通って撮像面に映る範囲の角度になる。これが「画角」だ。
焦点距離が長くなると、そのぶんだけ画角が狭くなり、短かくなれば広くなる。そういう関係性であることが理解できればいい。
ズームレンズはそうやって、レンズを動かして主点の距離を変えることで画角を変更しているわけだ。

ところで画角は焦点距離だけじゃなくて底辺の大きさでも変化する。同じ焦点距離でも、底辺を広げれば画角も広がり、狭くすれば画角も狭くなる。つまり、撮像面のサイズが変わると同じ焦点距離のレンズでも画角が変わってくる。
具体的には、35mm判フルサイズの画角に対して、撮像面が狭いAPS-Cサイズでは実質的に焦点距離が1.5倍(キヤノンの場合は更に若干狭くて1.6倍)、フォーサーズだと2倍相当になる。たとえば35mm判で50mmと同じ範囲を写すレンズは、APS-Cなら35mmぐらい、マイクロフォーサーズでは25mmということになるし、50mmをAPS-Cで使うと75mm、マイクロフォーサーズでは100mm相当のレンズになる。まあ変わるのは画角だけで、レンズの明るさやボケの強さなんかは焦点距離相応なんだけども。
ということを覚えておくと、「異なったカメラ間で同じぐらいの性能のレンズを比較する」時なんかに役立つ。

一眼レフとミラーレス

この2つの何が違うかというと、「どうやってレンズが映す像を確認するか」だ。
一眼レフは、レンズの後ろに斜めのミラーを置いて撮像面への光を遮り、それをファインダーへ送って直接レンズから来る光を目で見る。元々、フィルムカメラの時代には撮像面に光を当てるのは撮影の瞬間だけだった(光を当てた瞬間に像が焼き付けられる仕組みな)ので、それまで遮っておける形式は都合が良かった。
それに対しデジカメの場合は撮像面に光を当てっぱなしでも問題なく、像の確認も単に撮像素子の捉えた映像をモニターに映せば済むので、撮像面への光を遮る仕組みも、レンズの光を目で直接見るための仕組みも必要ない。
デジタル時代にフィルムカメラの方式をそのまま流用していた一眼レフから、デジカメには不要な機構を省いて元のやり方に戻したのが「ミラーレス一眼」だ。逆に言えば一眼レフとミラーレス一眼は、ミラーがあるかないか以外では基本的な構造に差はない。

でも一般に「一眼レフの方がミラーレスより高性能」と思われている。それには色々と理由があるのだが、まあ要するに「今までは一眼レフの方がミラーレスやコンデジよりも高性能になるように差を付けていた」といったところで、本質的に一眼レフがミラーレス一眼やコンデジよりも優れているというわけではない。だから「フルサイズミラーレス」など一眼レフと差のないミラーレス一眼が作られはじめると実質的な差はなくなり、むしろ「撮影の直前まで撮像素子を遮る」一眼レフでは事前の画像解析による機能、たとえば「人物の顔を識別して目にピントを合わせる」などミラーレスならばできることができないといったデメリットの方が大きくなってきた……というのが現在の状況。

日常使いのためのモバイルバッテリー

外出先でスマートフォンを使っているとバッテリの残量が気になる。特にGPSなんか使っていると減りが早い。
なので念のためモバイルバッテリーを用意するのだが、たしかに電力の逼迫に対する備えとして有効ではある反面、自宅で充電管理せねばならぬ機器が増えるデメリットもあったりする。
またバッテリ容量は多いほど好ましいが、その分だけ重量も嵩む。あまり荷重を増やしたくはないので、そこそこの容量で妥協せねばなるまい。
しかし逆に軽量だが出力の低いものだと、バッテリがすぐ空になるだけでなくスマートフォンのチャージにも時間がかかるし、タブレットなど容量の大きい機器ではそもそも圧が足りず充電できなかったりする。

そういうわけでモバイルバッテリーに求める条件は、

  1. コンセントプラグ内蔵で直に充電できること
    • 直挿し可能だと日常から充電器代わりにスマホを充電しつつバッテリも満充電にしておけるので、いざ外出時に空になっているということがない
    • ついでに外出先で利用可能なコンセントがあったらバッテリを回復できる
  2. クイックチャージ可能な2A出力
    • 減った容量を素早く回復
    • タブレットを充電するにも高出力は必須
  3. 5000mAh程度の容量
    • もっとあってもいいがこれより少ないと心許ない
    • iPhoneだと3000mAhぐらいなので1.5回分ぐらいチャージ可能、iPadは8000〜10000mAhぐらいなのでまあ半分程度はチャージできる
  4. なるべく軽くてコンパクト

といった感じになる。

実はこの「コンセントプラグ内蔵」が意外に曲者で、商品を検索してみるとモバイルバッテリじゃない充電器が出てきてしまったり、あるいは逆に「他の機器へ電力を供給するためのコンセントを備えた大型の発電機/バッテリー」が出てきたりする。
また、コンセントプラグを収納する分だけどうしてもバッテリ自体に少々厚みがある製品が多く、そのため軽量化よりも大容量化を指向しがちのようだ。

で、結論から言えば今回はこれを買った。

容量5000mAhで重量200g以下、コンセント直挿しできるプラグ内蔵でクイックチャージ対応。メーカーも定評あるAnkerで、何から何まで申し分ない。ついでに赤、白、黒の3色あるので家族のそれぞれに色違いで渡しておく。これでもう、「自分の充電器が見付からない」「妹に充電器取られた」「出掛けようと思ったのに充電足りない」といったトラブルがなくなる……といいなぁ。

指摘されるまで気付かなかったんだけど、これ内蔵コンセントプラグからだけでなくUSBポートでの充電も可能だそうで、つまり「コンセントはないけどUSBポートならある」場合にもバッテリ補充できるのは万全だ。

MacBookPro(2018)用のUSB-Cハブを探す

MacBookのバッテリが膨張し、トラックパッドを圧迫して操作感にだいぶ影響が出てしまっていたので買い替えた。外部ポートがUSB-C(というかThunderbolt3)x4とイアフォンジャックのみになってしまったので、従来のUSBケーブルも挿せないし、カメラのSDカードを直接挿して読み出すこともできなくなって、ちょっと不便なのでUSB-Cハブを買うことにした。

小さい機材は紛失しがちなので、できれば挿しっぱなしにしておきたい。となればサイドのポートに直挿しできるタイプだ。
検索してみるとピンからキリまで実にたくさん出てくる。あまりに多過ぎて絞り込むのも難しい。なので条件を設定した:

  1. 充電しながら通信および給電に利用可能であること
  2. USB-Cポート、USB3.0ポート、SDカードスロットがあること
  3. 本体色に合わせたスペースグレイであること
  4. MBPと高さを合わせてあって挿した時ツライチになる(だろうと思われる)こと
  5. なるべく角や面の丸めを行なわずソリッドな平面構成であること

というわけで、主に丸めの有無によって多数の製品を篩い落としつつ抽出したのが以下の5商品。

まあ正直なところ機能面ではほとんど差がない。HDMIポートがあったりなかったり、USBが2口だったり3口だったりする程度の差だ。特に外部出力は予定していないのでHDMIは別に要らないし、USBも2ポートあれば用は足りる。
というわけで、とりあえず一番安くて一番デザインのシンプルなものを、ということで一番上のものを注文してみる。

果たして実際に届いたものは3番目のWavlink製品だった……というかこれ上3つ、事実上同じ商品を売ってるっぽいな。しかし余計なロゴがないから注文したのにロゴ入りが届くとは。
本体は樹脂ケースにアルミメッキだろうか。質感は悪くない。細く面取りされた角のみ磨かれており、他は梨子地。
さしあたり、左のUSB-Cポートに挿してみる。奥側はMBPの後端に揃えられており、手前側はキーボードの端より少し前まで来る。これはまあ良いのだが、なんと高さがMBPの本体面とツライチになっていない:スペック上では厚み1cmということになっていたが、実際にノギスで測ってみると1.5mmぐらい厚いのだ。これはいただけない。
また説明の写真ではMBPと色を揃えているように見えるが、現物はスペースグレイよりも若干暗く青みがかっており、色味が揃わない。これも不満点だ。
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SDカードスロットは上下逆向き。実用上の問題はないがちょっと落ち着かない。
本体のUSB-Cに代わりハブ側にもMBPの充電ポートを兼ねたUSB-C/Thunderbolt3ポートが1口、USB-Cが1口あり、他に従来のUSBポートが2口、またSDカード・マイクロSDカードスロット、他に奥側面にHDMIが設けられている。
挿しておくだけでハブ部が本体よりもやや熱くなること以外にはさしたる問題はなく、機能的にはUSB-C/Thnunderbolt3を減らすことなく失われた旧USBポートおよびSDカードスロットが復活し、使い勝手には概ね満足している。それだけに外観的な問題、期待した部分が期待通りでなかったことが惜しまれる。

東京都・写真美術館と庭園美術館

恵比須の東京都写真美術館と、目黒の東京都庭園美術館に行ってきた。どちらも存在は知っていたがなかなか訪れる機会のなかった場所だ。

東京都写真美術館

topmuseum.jp
名の通り、写真(および映像)専門の美術館。写真というのは美術の一分野でありながら教科書などでも扱いが少なく、写真専門の美術館は珍しい。
恵比須駅の東口から写真美術館のある恵比須ガーデンプレイスまでは、動く歩道が設置された歩廊が繋がっている。そこからエスカレーターで地下に降りるとガーデンプレイス内の地下街を通ってガーデンプレイスタワーへと続くエレベーターにアクセスでき、そこから写真美術館まで屋根の下から出ることなく移動可能だ。

館名の書かれた壁には大伸ばしにされた有名写真が3葉展示されている。
この先にある入口でチケットを買う。1階が映画館、2階・3階が写真展示室になっている。

内部はほとんど色彩がなく、白い壁とステンレスを主体に構成されている。これが実にモノクロ写真映えするのだ……写真美術館だけに意識的にデザインされているんだろうか。あまりに楽しかったのでPENのARTモード「ラフモノクローム」で撮りまくってしまった。













現在の展示は2階が実験的写真家、杉浦邦恵の「うつくしい実験」。写真というよりは、写真を素材とした絵というべきか。個人的に気に入ったのは「暗室に印画紙を追いて子猫を一晩放ち、翌日に現像した」という、行動の痕跡が焼き付けられた「子猫の書類」。
また、ポストカードサイズに分割されたレントゲン像を針金のカードラックに並べワイヤーで吊るした「レントゲン棚のインスタレーション」は、写真/展示そのものよりも棚が落とす影に惹きつけられた。カメラに収めたかったが展示室内は撮影禁止なので諦めざるを得ない。
3階は写真美術館の所蔵品からテーマに沿った写真を展示したもので、「空中に浮遊する人の写真」や「視線の先を想像する写真」など、テーマを同じくする複数作家の写真を並べている。

恵比須〜目黒

目黒駅は恵比須ガーデンプレイスを出て駅とは反対方向に進んだところにある。ちょうどガーデンプレイスが中間ぐらいなのだが、当初勘違いして中目黒駅を目指したため無駄に遠回りしてしまった。
恵比須の付近は面白い建物が多い。ガーデンプレイスのような目立つ場所をちょっと離れると、派手さはないが拘りに溢れた小さなビル群を見ることができる。











東京都庭園美術館

www.teien-art-museum.ne.jp
元は朝香宮の邸宅であった場所で、戦後民間に払い下げられ、最終的に都に売却されて庭園美術館として公開に至った。美術館とはいうが美術品を収蔵する館ではなく、朝香宮邸それ自体、および日本庭園・西洋庭園を含む全体が美術品である。
とりわけ邸宅は、外観こそ飾り気のない建物だが玄関に一歩踏み込むやガラスの天使像に迎えられ、内装はアール・デコ様式の幾何学装飾が部屋ごとに異なった趣向で楽しめる(ただし建物公開時期は限定されているので注意)。