冬支度

今年の夏前から、雨の中で撮影できるように雨具を傘ではなくレインジャケットに替えた。軽くて邪魔にならないし、ちょっと肌寒い季節には上着代わりにもなる。なにかと便利ではあったのだが、冬が迫ってくると流石にこれでは対応できなくなってくる。コートの上から羽織れるものではないし、かといって防寒能力はない。
となれば冬季には別の雨具を用立てる必要がある。しかし保温性と防水性を両立させようと思うと意外に難しい。
というわけで、冬に雨と寒さを防ぐための防水コートを探してみる。

防水性のあるコート

最近はコートにも撥水加工を施したものは少なくないし、撥水スプレーなども売っているから、普通のコートで雨を凌ぐこともできないわけではない。けれど撥水はあくまで表面に付着した水が落ちやすいだけであって、雨が染みるのを防ぐものではない。
あるいは労働着やフィッシングウェアなどで耐水性の防寒具はないこともない。ただ、どちらもスーツの上から着るにはちょっと向かない感じがする。
またスノーウェアならそこそこの耐水性が付与されていて、当然ながら保温性も高い。ただ基本わりとカジュアルなデザインなので、やはりスーツに合わせるものではない。
というわけで百貨店の紳士服売り場やアウトドア系の売り場で「スーツに合う防水・耐寒のコート」について相談してみた結果、候補として挙がったのが以下のふたつ。

MICHEL KLEIN HOMME ダウンコートブルゾン

「アウトドアにもスーツにも合う」をコンセプトにした、耐水圧11,000mm、透湿度8,500g/m^2/24hの防水透湿アウターとダウンブルゾンのインナーという組み合わせのコート。暑ければアウターだけでもインナーだけでも羽織れるし、合わせれば相当な保温性を発揮する。

Haglöfs SILJAN Parka

スウェーデンのアウトドアブランド「ホグロフス」のロングコート・パーカ。
ほとんどのアウトドア系防水ジャケットは表面がナイロンなどのシャリシャリした生地であることが多いが、これはポリエステルとコットンの混紡による、帆布のような手触りの生地を用いている。また深いフードの縁が厚手で直線的に揃えられており、これが襟を兼ねるデザインが特徴的。
内側は上半分がボア、下半分が中綿入りで非常に暖かい。また袖口にも内側に雪や風を通さないリブ付きで、防寒への配慮が徹底している。

タッチパネル対応の手袋

ところで新しいiPad ProがFaceIDに対応した。これまではTouchIDのために冬でも手袋を脱いで指を当てる必要があった(それを回避するための手袋に貼る指紋風シールまであった)のだが、これからは顔さえ出ていれば認証が可能なので手袋を着けたまま操作はApplePencilですればいい、と思ったら認証の後画面下からスワイプで開く必要があり、この動作はApplePencilではできないのだった。
もちろんタッチパネル対応手袋を使えばその問題も乗り切れる……はずなのだが、実際には結構反応の悪い手袋も多く、使えるものを見極める必要がある。
売り場で片っ端から手袋を試着してみた結果、ちゃんと反応する手袋はかなり限られた。その中でいちばんデザインが好みだったのがMackintosh Philosophyのヘリンボーンツイードだったのだけど、Amazonには商品がないのでZOZOタウンをリンクしておく。
http://zozo.jp/shop/mackintoshphilosophy/goods/35258775/?did=60676072
まあでもタッチパネル手袋は指を奥まで入れないと反応が鈍るので、自分の手に合ってちゃんと操作できるものを試着して選ばないと巧く行かないと思う。