デザイン展詰め合わせ

国際展示場で開催されているデザイン雑貨展ほか各種に行ってきた。
ひとつの会場で複数の展示会を一度に開催、最初の登録のみで全部見て回れるのだが、方向性の異なる展示まで全部詰め込んだために非常に散漫になってしまっている(なにしろ雑貨系とセキュリティ機器などを同時に展示しているので)。
デザイン雑貨関係にしても、「デザイン」を売るブース、「雑貨」を売るブース、「制作技術」を売るブース、「製造機械」を売るブースが混在しており統一性がない。とりわけ、地方の伝統工芸によるブースではその技術を活かした新商品の作例などが出ているのだが、単に素材を置き換えただけであったりするものが多く、デザイン的に見るべきものがないし必然性にも乏しい。


そう言えば、コピックを「大人のスケッチ」用に売り出してた。なるほど、そういう生き残り策が。

数少ない当たり

  • 四国団扇による扇子への提案。アルミフレームの上部にプラスティック製の枠に紙シートを挟んだものを装着、ここへ香水を染み込ませておくというアイディア。商品名は「SUISEN」。
  • オイル入りサンドピクチャを使った時計。文字盤がゆっくりと変化してゆく。時々回転させて変化を再スタートさせるので文字盤に数字を置けない。電動でゆっくり自動回転すると良さそうな。
  • 両面印刷のクリアファイル。一部の画像を透過印刷処理しておき、挟んだ紙を引き抜くと裏側の絵と合わさって新しい絵柄が浮かぶ。
  • ペーパークラフト名刺。そのアイディア自体は珍しくないが、自分用より他人へのプレゼントが多い特性を活かしてトランク風紙箱のパッケージで届けてくれるのはちょっと素敵。
  • 紙のレーザーカッティングによるカードや袋の作例。網点パターンをカッティングし模様が透けて見える紙袋はなかなか。
  • 月齢や地図をデザインしたカレンダー。個人的にここの製品が好きで、いくつか買って使っている。